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微細加工技術の革命!?

産業を変える直径サブミクロンの粒?

超微細インクジェット技術

 2002年3月、国際ナノテクノロジー総合展・技術会議(Nano-tech2002)が千葉の幕張メッセで開催されました。この時に多くの機器メーカーの注目を集めたのが、産業技術総合研究所(産総研)が出展した超微細インクジェット技術でした。なにしろ、この技術を巡って各機器メーカーが開発競争を繰り広げている真っ最中で、ナノテクノロジー大賞超微細加工技術部門賞を受賞したことでも、この技術の革新性がわかります。

 市販のインクジェットプリンターの大半はピエゾ素子方式とサーマル(バブルジェット)方式と呼ばれる2種類の方式が採用されています。

 ピエゾ素子方式は電圧を変えると変形する圧電素子を使い、瞬間的にインク室の圧力を高めることでノズルから液体を噴出させます。一方、サーマル方式ではヘッドに取り付けた電熱器によって液体内に気泡を発生させ、液体を噴出させます。

 産総研で開発した超微細インクジェットは、これらの技術の概念をくつがえすもので、これまで不可能だった直径1ミクロン(1ミリの1000分の1)以下のドットを印刷することができます。市販のインクジェット方式に比べ、インクの体積にしてなんと1000分の1以下の噴出量となります。さらに大きな成果は、その微細な液滴をきちんと配列できることです。

 この超微細インクジェット技術は、バイオ、光、超微細加工技術などのナノテクノロジー分野はもちろんのこと、多くの産業や研究開発分野においても応用の可能性が期待されています。

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