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酸性雨をつくる街!?

光と水があればOK!

光触媒による大気の浄化

 どこにでもある都市の風景。広い道路は渋滞で車がびっしり。高いビルが建ち並び、大勢の人たちがビルとビルの間を行き交います。車の環境対策は進んでいるとはいえ、まだまだこれから。それに何万台という車が排気ガスを出しているのですから、環境対策もなかなか追いつきません。排気ガスの充満した都市の中を歩き回らなくちゃいけないなんて…。もちろん都市だけの問題ではありません。道路はどこにでもあり、道路があれば車が通ります。

 ところが、あるところに大気汚染とは無縁の街があるというのです。わずかな情報を頼りにその街を見つけだし、さっそく行ってみることにしました。

 とある街…。どこも普通の街と変わるところはありません。車もひっきりなしに通ります。でも確かに何かが違います。そう、空気がおいしいのです。

 「今日は天気がいいから“酸性雨の素”がたくさん出来るぞ」

 「ほんと、あれ以来すっかり空気がきれいになっちゃって」

 道行く人の会話。でも、天気がいいとどうして“酸性雨の素”がたくさん出来るのでしょう? “酸性雨の素”って何でしょう? それに“酸性雨の素”が出来るとどうして空気がきれいになるのでしょう? 第一、酸性雨って公害じゃないですか…?

 実はこの街の秘密は街の中の建物や道路に隠されているのです。ビルの外壁にはある物質が吹き付けられています。道路の材料には同じ物質が混ぜられています。では、その物質は一体何なのでしょうか? 何をするのでしょうか? そして“酸性雨の素”が出来るっていうのはどういうことなんでしょうか?

 では、ちょっとだけ秘密をお教えしましょう。そのナゾのカギを握るのは「光触媒」と呼ばれる物質。あなたももしかすると、それとは知らずにこの物質に出会っているいるかもしれませんよ。それではさっそく、「光触媒」の世界をのぞいてみましょう。

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