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消える70%のエネルギー?

nとpがそろって一人前!?

熱電発電

 現在日本で使われているエネルギーのうち、85%は石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料から生み出されています。ウラン鉱石を燃料とする原子力発電によって生み出されるエネルギーは10%を占めます。合わせて95%にもなる燃料の大半は、輸入に頼っています。つまり、日本のエネルギー供給は輸入によって成り立っているわけです。これは、私たち日本国民にとって深刻な問題です。しかも、このうち実際に有効活用されているエネルギーは30%程度に過ぎません。残りの70%は熱エネルギーとして空中に放散されてしまうのです。とてももったいない話ですし、第一、化石燃料自体、枯渇の危機に瀕しています。

 この無駄をなくすには、空中に放散した熱エネルギーを有効活用すれば良いのですが、ことはそう簡単にはいきません。70%の熱エネルギーといってもまとまって放散されるわけではなく、日本中のいろいろな場所で少しずつ放散され、それを合わせると70%になるのです。ですから一箇所から出る熱では発電用のタービンを回すほどのエネルギーは得られません。

 この問題を解決するには、わずかな熱エネルギーでも電気エネルギーに変換できるシステムがあれば良いわけです。そのシステムが実現すれば、放散されるエネルギーだけでなく、太陽熱や地熱といったエネルギーの効率よい利用も可能になります。

 実は、その夢のようなシステムを実現させるかもしれない物質が、ある研究所で発見されました。それは一体どのような物質なのでしょうか?

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国立研究開発法人産業技術総合研究所