Vol.7 No.3 2014
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研究論文:低環境負荷表面処理技術の開発(穂積ほか)−198−Synthesiology Vol.7 No.3(2014)される分子の親水性/疎水性と分子構造との関係について、新たに図3を追加し、説明を加えました。この特異的な動的濡れ挙動の原因に関して、分光学的な計測からそのメカニズムが明らかになりつつあります。現在、この件に関し論文を執筆中です。議論4 企業保有の要素技術と応用例質問・コメント(田尾 博明)実用化する上で、産総研の独自技術に加えて、企業のどのような要素技術が加わったのか、さらに、この研究の具体的な応用例を可能な範囲で示すことにより、シンセシオロジーの論文としての価値が高まると思います。回答(穂 積篤)もともと相手方企業が持っていたフィルム作製技術、ハードコーティング技術に、産総研で開発した表面処理技術が加わって量産化技術の確立に至りました。企業としては、実施契約締結後、直ちに試作品を関連企業に配布し、それを通してマーケティングを実施していくと聞いています。個人的には、視界確保のための車のサイドミラー用使い捨てフィルム、タッチパネルディスプレーへの指紋付着抑制コーティングへの応用が適していると考えています。

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