Vol.11 No.2 2018
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研究論文:我が国における5万分の1地質図幅整備(宮崎)−64−Synthesiology Vol.10 No.2(2018)③ 地質柱状図の作成柱状図位置図柱状図変成分帯図10 km①④③②EPMA分析形成温度圧力条件④ 変成鉱物のEPMA分析と変成岩の形成温度圧力条件見かけの深さと岩石学的に求めた深さの関係カリ長石珪線石帯黒雲母帯ざくろ石菫青石帯温度(℃)圧力(k bar)温度圧力地質柱状図状での位置(km)岩石学的に求めた深さ(km)カリ長石珪線石帯黒雲母帯ざくろ石菫青石帯(a)Mg1000 µm600 µmplgrtbt900 µm900 µmplgrtbt1000 µmplplgrtbt600 µmcrd(e)Mg(c)Mg(b)Ca(f)Ca(d)Ca図13 野外調査により作成した地質柱状図の例(「御油」図幅)[7]見出しの番号は図9中の番号に対応。左上は柱状図の位置図。番号は右柱状図の番号と対応する。左下は変成泥岩の鉱物組み合せによって行った変成分帯結果。鉱物組み合せごとに記号で示している。詳細は文献[7]と[8]を参照。左下の図の①Kfs-Crd zoneはカリ長石菫青石帯、②Bt zoneは黒雲母帯、③Kfs-Sil zoneはカリ長石珪線石帯、④Grt-Crd zoneはざくろ石菫青石帯を示す。変成時の温度圧力は黒雲母帯からカリ長石珪線石帯を経て、ざくろ石菫青石帯へ向い上昇する。カリ長石菫青石帯は変成帯にあとから貫入した花崗岩体の周囲に発達した接触変成作用の領域。変成分帯の結果は右側の柱状図にも示した。図14 室内研究における変成鉱物のEPMA分析と変成岩の形成温度圧力条件を推定した例(「御油」図幅)見出しの番号は図9中の番号に対応。左側のa.とb.は黒雲母帯のざくろ石(grt)、黒雲母(bt)、斜長石(pl)のMgとCaのEPMAによるX線強度マップ、c,dはカリ長石珪線石帯のざくろ石(grt)、黒雲母(bt)、斜長石(pl)のMgとCaのEPMAによるX線強度マップ、e,fはざくろ石菫青石帯のざくろ石(grt)、菫青石(crd)、斜長石(pl)のMgとCaのEPMAによるX線強度マップ。

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