平成30年度研究評価委員会(計量標準総合センター)評価報告書
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(改善すべき点及び助言) ・橋渡し後期の成果としては、注目すべき計測技術の開発が行われている。これらの今後の展開を考える上で、計測技術のさらなる高度化へ展開するのか標準化を目指すかなど成果の仕分けが必要になると思われる。 ・当期における成果の一つは技術コンサルティングの実施と資金獲得、さらにその効果的な利用であるが、今後の定常的な研究・業務量を考えたとき、適切なエフォートとその評価法の確立が望まれる。 ・企業との契約件数については明記されていないので全体像がわかりにくく判断が難しい。 ・製品化につながったのは、どれくらいの件数なのか資料があるとわかりやすい。 ・複数(異業種)の企業の持っている技術を当センターの技術と合わせて、コーディネートするようなことも考えては良いのはないか? ・橋渡し後期研究の成果が早期に社会実装されるように、その研究成果を政府、民間にアピールしていただきたい。 ・全てのテーマが「橋渡し後期」として始まるのに違和感がある。目的基礎研究、橋渡し前期との関係を整理して「橋渡し後期段階として評価すべきもの」の全体像が見えにくい。 【とくに平成30年度に対して:平成30年度評価】 (評価できる点) ・今年度紹介された研究成果は、校正・計測技術による製品価値・企業価値の向上につながる成果であると認められる。そのなかで、「ナノ・ピコメートル精度評価技術の産業応用」の研究は、目的基礎の成果が橋渡し後期の研究に展開され、さらに産業応用に展開し、また知的基盤につながる研究であり、その取り組みとマネジメントは高く評価できる。 ・地域連携プロジェクト(3Dプリンターと3Dスキャナ)で45機関が参加する等成果をあげている。 ・今後多くの分野で必要とされる世界最高水準の3D形状計測,ナノ・ピコレベル超高精度評価・計測、流れ場(FFF)世界最高分解能など世界レベルの成果があった。 ・技術コンサルティングからテーマを作った例は評価できる。 ・ナノ・ピコメートル精度計測はそれを組み込んだ装置開発が待たれる。 ・他との共同による成果構築を評価。45機関による共同実験、全国都府県、公設研とのネットワークと相互協力体制を築いた。 ・技術コンサルティングはこれまでで最大の獲得額を得たことからもこれまでの活動を通して得た信頼が成果に結びついているものと理解。 ・社会インフラの老朽化検査のための「モアレを用いた変位・ひずみ分布計測」は社会ニーズに的確に対応した研究であり実用化が期待できる。 ・十分な成果が出ている (改善すべき点及び助言) ・成果の表現として、計量、計測の新技術の開発や高度化が寄与する産業規模を数値表現すると成果が強調できる。 ・技術コンサルタントの成果として、件数、金額だけでなく、受託、共同研究に移行した件数、リピートの件数などの定量的な評価をするとよい。 ・大学・公的機関との共同研究・受託研究件数の実績は高く評価できるが、アウトプットとしてそれらの研究成果がどのように活用されたか、自己評価があるとよい。 ・企業連携や国際競争力強化の取り組みとして今年度の新規な計画があるかなどの情報が少ないように感じた。 ・開発の最終段階に来ているものもあり、今後どのように進めるかの検討が必要である。 ・橋渡し後期研究の成果が早期に社会実装されるように、その研究成果を政府、民間にアピールしていただきたい。 ・単年度で評価するのは難しいテーマが多い。評価の仕方を工夫すべき。 3.知的基盤の整備 【第4期全体(見込を含む)に対して:見込評価】 (評価できる点) ・産総研の組織の一つの重要な役割を担い、知的基盤計画に基づくミッションが明確に設定されており、- 118 -

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