平成30年度研究評価委員会(地質調査総合センター)評価報告書
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査成果を活かす方法がないのかについて検討すると良かろう。ルートマップなど一次的情報を幅広く、効率よく集めて蓄積されるような仕組みができないかが特に重要な課題であると考える。 ・ウェブサイトへのアクセス数は約4000万件/月という高いレベルで推移しているが、この2-3年で伸び悩んでいるようである。その原因分析が望ましい。 ・限られた資産の活用によって進めるときの、各種のデータベース構築、図幅出版などの優先順位は、ミッションの資源、環境、防災とどう対応させてロードマップができているのか、よくわからなかった。 【とくに平成30年度に対して:平成30年度評価】 (評価できる点) ・精密地球化学図や3次元地質地盤図の作成など、重要な事業と評価する。 ・地質情報の普及に力を入れた点を評価する。(例えば、図幅発行時の講演会や地質見学会などの開催、地質標本館における特別展、秋葉原でのサイエンスフェスタ、等) ・アジアCCOP諸国における地質情報の共有化・標準化に積極的に取り組み,リーダーシップをとって推進している.国益に直結する活動として高く評価する. ・ジオパークとの連携はジオパーク再認定に貢献したようでよい成果である。 ・1:20万の高知図幅は質の高いものであり、高く評価する。 ・CCOP地質情報総合共有システムの公開に至った努力に敬服する。 (改善すべき点及び助言) ・地域連携でどのような経済効果があったのかより具体的な数字があるとよいのではという印象を受けた。新しい企画の前後の来客人数などの数字などがあるとよい。 ・出版された1:20万の図幅の説明文の字が小さくて一部の読者に読みづらいであろう。このシリーズの図幅説明の読みやすさに改善の余地がある。 ・国の施策に資する情報提供と国民目線に対してとでは異なるであろう。両方ともに努力されているように見えた。国民生活にひびく資源環境防災情報の発出は今後工夫が必要と思えた。 3.「橋渡し」のための研究開発 (1)「橋渡し」につながる基礎研究(目的基礎研究) 【第4期全体(見込を含む)に対して:見込評価】 (評価できる点) ・現在重要と思われる問題に基づき研究テーマを設定している。 ・IF付国際誌への論文数は各課題で異なるが、それなりの成果はあげている。 ・各課題は共同研究あるいは受託研究であり、「橋渡し」研究前期への移行に有利であると判断する。 ・資源・環境.防災に係わる基礎研究が重点的に行われており技術シーズが萌芽している.資源・環境・防災に関する基礎研究が他の研究機関と連携しながら横断的に推進されており,技術シーズの広がりが認められる.基礎技術の開発にも顕著な成果が得られており,目標達成率は想定以上に高い. ・メタン生成菌の研究により、天然メタンの生成に関する新しい知見を得たことは学術的な意義が大きく、高く評価できる。 ・応力マップにとり組んだことも高く評価する。中長期的に続けることが重要である。 ・多種のテーマで研究が進行している。今後の展開が期待される。 (改善すべき点及び助言) ・すべての課題において、第4期全体の計画フローを示し、現ステージは最初にたてた目標のどのくらいまで進展しているのかを示してほしい。(一部の課題は示してある) ・優れた基礎研究であっても,特許登録や論文化が行われてないものが散見されるので,広く公開することに努めていただきたい. ・複数の大きなプロジェクトが紹介されたが、全体的にGSJの貢献とその他の研究機関の貢献の識別が難しかった。例えば超臨界地熱発電「Beyond Brittle」プロジェクトは弘前大・東北大の貢献も大きいと考える。 ・目的基礎の構成の仕方(内容、予算、人員)がわかりにくい。用語自体わかりにくい。基礎に関わるほど制約条件が少ない方が結局実績を作ると思う。 - 129 -

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