平成30年度研究評価委員会(エネルギー・環境領域)評価報告書
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考えます。 ・[環境影響評価技術]インベントリーデータ(IDEA)の構築と普及[P120]:環境負荷排出量のデータベースは、国際的にも重要度が増しており、各国のデータベースの共有、IDEAへの取込みだけではなく、全体を統合した標準的データベースも、日本発で検討してみてはどうでしょうか。 ・[環境影響評価技術]インベントリーデータ(IDEA)の構築と普及[P120]:製品の製造プロセスに対するLCAは、かなり高いレベルで実施されていると思いますが、サービスのLCAという視点からも検討することはできないでしょうか。 ・[環境影響評価技術]インベントリーデータ(IDEA)の構築と普及[P120]:エネルギーの製造プロセスには、製品にはないLCAの概念があるのではないでしょうか。 ・世界的に関心が高まる水素エネルギー技術における我が国の優位性をぜひ引き続き、伸長させていただきたい。 ・水素エネルギーの実証研究は、ビル、事業所といった擬似クローズド系への応用が期待される。一層の展開を期待する。 ・TRL最終段階では個社対応が必要な状況になると思うが、その時でも国研としての公益性を忘れず、常により上位の(インフラ寄りの)メタシステムを構想し続けることが大切と考える。 ・環境負荷排出量データベース(IDEA)の売上げを予算獲得と同等に評価できないか、検討をいただきたい。 ・パワーエレクトロニクスの製品出口を想定したデバイス開発だけでよいか懸念する。デバイスを作る装置の標準化や、システム・機器のロードマップ・標準の議論をリードする時期になっていないか懸念する。過去の数年間のまとめを記載することは第4期の見込みとは違うので、評価の対象になっていない印象が残る。 ・LCAも同様に国際標準になるよう欧州と連携するなどが必要。 ・パワーデバイス材料として、SiCやGaNに加え、ダイヤモンドの研究を進めているが、研究勢力の分散になりはしないか。 ・水素、地熱やバイオは、社会的インフラの整備が必要であり、産総研として、総合的な判断をして、進めて欲しい。 ・パワエレは他国の技術動向のベンチマークを継続し、世界をリードする立場を維持していただきたい。 ・パワエレシステムとしての最適化、用途で異なるモジュール化の際の冷却や防爆などの要求仕様も、企業の声を聞いて実装時の課題を踏まえ開発を進めていただきたい。 ・LCAは、環境影響評価の定量化の部分が重要。インフラシステムのような複雑な商品の提案時に導入メリットを定量的かつ客観的に示すのに企業が活用できるように、企業の声を聞きながら進めていただきたい。 【とくに平成30年度に対して:平成30年度評価】 (評価できる点) ・3インチSiCバルク結晶成長において積層欠陥がなく、低抵抗化を実現した点は、一昔前では考えられない驚異的な技術である。今後の量産化に期待する。 ・各種高速・高信頼・高耐圧パッケージの実装技術が進展している点は、産業界にとっても市場導入が加速し、応用分野が広がる上でも大変有益である。 ・セルロースナノファイバー(CNF)の安全性評価は事業者が工業用ナノ材料を健全にビジネスへ展開する上で、重要な知見である。ナノ材料の有効活用の上でも引き続き支援をお願いする。 ・[パワーエレクトロニクス]炭化ケイ素半導体(SiC)パワーデバイスの量産実用化技術開発[P107]:今年度は低抵抗化改良に注力し、耐圧クラス世界最小抵抗の0.63mΩcm2を量産レベルで実現した点を高く評価したい。特に、量産プロセス確立後に、不十分な性能にターゲットを定めて確実に改良していく手法は、感銘に値すると思います。 ・[パワーエレクトロニクス]超高圧領域用炭化ケイ素(SiC)半導体バイポーラデバイス[P108]:厚膜エピ技術開発と、劣化抑制に基づいた高電流密度化を実現したことで大幅なコスト低下を見込める成果として評価したい。 ・[パワーエレクトロニクス]1kV級高温高速動作SiCパワーモジュール[P109]:産業界が強く望む小型化を、世界最高水準の応答特性を維持しつつ、熱の課題も解決し実現させたことは、特筆すべき成果と考えます。 ・[環境影響評価技術]事業者による工業用ナノ材料の安全性評価のガイダンス[P116]:CNFは用途が最近特に拡大しており、定量評価の手法をタイムリーに構築できた点を評価したい。 - 121 -

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