平成30年度研究評価委員会(エレクトロニクス・製造領域)評価報告書
132/138

(評価できる点) ・シリコンフォトニクス・コンソーシアムで企業間のコミュニケーションが進んでいることは、国の研究所として理想的な運営であると評価したい。 ・シリコンフォトニクスコンソーシアムでは、民間企業との連携による新しい産総研ファブを立ち上げるなど、第5期での民間資金獲得に向けて、大いに期待される。さらに、産総研発ベンチャーを立ち上げており先駆的でありとても期待できる。 ・STT-MRAMは冠ラボを開始し、人・予算を民間から導入して製造技術の研究開発ステージを開始している点が評価できる。 ・紹介いただいたSTT-MRAM、光スイッチ、製造網とも、時代にあった成果であり、着実に実用化へ向けた活動が見られます。 ・説明のあった研究では、確実に世界トップレベルの研究成果をあげている。 ・シリコンフォトニクスの技術に対する外部評価は高く、優れた技術であることは明らかである。 (改善すべき点及び助言) ・スマート製造キットを無料配布しているということで、中小企業のIoT化の加速が期待され、新たなビジネスモデルへの展開が期待される。つながる工場モデルラボは、データの蓄積が進むことでIndustry5.0などの展開も期待される。標準化についても戦略的に進めていただきたい。 ・成果のマネタイズというか、例えば民間からの資金提供への結実が弱いのではと思えます。これだけの成果であれば、もっと入金が出来るはずであり、産総研本部の支援を仰いでの活動が望ましいと思います。 ・国際標準でイニシアチブをとれるよう、活動して頂きたい。 (3)「橋渡し」研究後期における研究開発 【第4期全体(見込を含む)に対して:見込評価】 (評価できる点) ・個々の技術は素晴らしく、企業化を期待したい。一方で、これらの技術が国際的にどのように位置付けられているか、という点も知りたいところである。 ・実用化研究から、製品化まで戦略的に行われてきており、このような「橋渡しスキル」が産総研の中で成功モデルとして蓄積されていくことは素晴らしい。最先端の研究から新たな価値創造に結び付けており期待される。 ・結果として実用化が可能な革新的が技術を生み出されていると判断できます。 ・市場へ投入されるためのポイントを探索しながら、橋渡し後期としての役割を十分に果たしている。ミニマルファブは時代に即した技術であり、もっと社会に普及されるべき技術である。 ・研究開発の技術観点から新しいサービス・価値を生み出すというところまで進めていると感じられた。高く評価する。 (改善すべき点及び助言) ・社会のニーズをどのように見つけるか、またそれを必要とする企業をどのように見つけていくか、が大切であると思われる。コンソーシアムや拠点事業を進め、広く社会のニーズを受け止めていただきたい。 ・本日報告いただいた橋渡しの成果を受けて、社会実装へ結びつく技術移転ベンチャーの動きがもっと広がることを期待する。産総研の周りにもっと多くの企業の研究所を集める研究拠点的な戦略を採ってもよいのではないか。 ・領域の概要と研究開発マネジメントでも記したが、民間資金獲得額を伸ばすとそれに伴う人的資源や設備・スペースなどのリソースがそちらに必要となることについてマネジメントが必要である。 ・個別の説明で、5G、スマート製造などのキーワードが出てきたため安心しましたが、キーワードがやや古く思えます。先駆者のプライドもあるかとは思いますが、業界で理解がしやすいキーワードへの置き換えも検討されれば良かったかと思います。 ・今の産業界が求めている技術の開発を進めているため、もっと多くの産業界に周知することが望ましい。産業界は従来の大企業だけではなく、ベンチャー企業も含めて周知、連携することが重要である。 ・これだけ技術的にすばらしく、新しいサービス・価値を明確に示しているのに、なぜ広がらないのか疑問である。 - 128 -

元のページ  ../index.html#132

このブックを見る