平成30年度研究評価委員会(エレクトロニクス・製造領域)評価報告書
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います。 ・新しいセンシングシステム研究センター設立に向け、将来を見据えた取り組みを実施した。 バランス良く研究・開発・生産と良く実績を出していると思われる。 (改善すべき点及び助言) ・最重要目標の民間資金獲得額の伸び率が、過去最大のH28を超え、H30が最大の伸び率を達成しており研究開発マネジメントの成果が現れている。是非、この流れを第5期につないでいただきたい。民間への橋渡し研究における民間の負担率をもっとふやしてよいと感じた。さらに第5期へのつながりを見越して、研究スパイラルをうまく回し、研究のステージの進行がうまく進んでいくように研究マネジメントを続けていただきたい。 ・IoTおよび関連するエレクトロニクス分野は、特に半導体分野が平成29年から大きな変化を起こしており、平成30年度はこのトレンドに対応した計画変更をもっと大胆に実施すべきであったと思います。 ・資金獲得の目標値に達していないが、新たな手法(クラウドファンディングなど)を試してみる必要があると思われる。 2.「橋渡し」のための研究開発 (1)「橋渡し」につながる基礎研究(目的基礎研究) 【第4期全体(見込を含む)に対して:見込評価】 (評価できる点) ・超伝導材料開発は時間かかり大学や企業ではやりにくい研究である。産総研で引き続き研究をお願いしたい。 ・スピントロニクスの研究等で、目的基礎と橋渡し前期の研究とが連携し、うまく研究ステージスパイラルが動いている。 ・発表研究論文数や、世界的なインパクトの面で、目標を超える成果が期待される。 ・特に、オープンイノベーションでは、知財の獲得が重要であり、基本特許の戦略的な獲得を目指しており評価できる。 ・学術界での高い評価を得る成果を着実に積み上げ実績を上げています。グローバルのオープンイノベーション対応のニーズ把握にもチャレンジしています。 ・計画に沿って着実に研究を進めてきた。基礎研究は継続が重要であり、資金を含めた継続のための工夫をすることが必要であるが、それを実行してきた。 ・さすがに産総研の研究開発力はすばらしいと感じられる。いずれも世界一を目指して頑張っていってほしい。 (改善すべき点及び助言) ・目的基礎研究は長期的展望が必要で、次期につながっていくものである。また国際競争の激しい分野であることから、どこに焦点を置いて研究するかを明確に示す必要があろう。 ・日本をけん引する研究拠点であり、民間との技術協力、橋渡しを目指し研究戦略・知財の獲得、標準化活動などを進める必要がある。基礎研究の段階から、世界的な研究水準と比べたときに、日本がどう勝つのかを見据えて、戦略的に取り組む必要がある。また、オープンイノベーションでは、知財の獲得が重要であり、戦略的に進めていただきたい。 ・オープンイノベーション対応の社外技術に対して日本企業も資金提供を開始しており、その傾向への対応が後手に回っており、改善が必要と考えます。 ・世界のベンチマークが十分にはできていない。何をもって成果とすべきか、AISTとしての考えを明確にして研究者と共有してほしい。要求されなくても成果の最初にベンチマークを出すような状態を実現していただきたい。 ・基礎研究については、各自資質を持っている人が集まっているので、評価に値する実績が得られているが、それらの知の結集を図る試みがあると良い。 【とくに平成30年度に対して:平成30年度評価】 (評価できる点) ・量子コンピュータの研究はNEDOやQ-LEAPなどの国のプロジェクトと一緒になって行われている。国際- 126 -

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