平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
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さらに、事業化の経験を有する民間企業出身のイノベーション推進本部に所属するイノベーションコーディネータにより、事業化までを視野に入れた技術戦略の策定を企業とともに行う共創型の技術コンサルティングを実施することができた。今後もイノベーション推進本部、領域、TIA推進センター、地域センターに所属するイノベーションコーディネータなどがそれぞれの得意分野を生かすことで、新たな業界との新たな形での連携を期待できる。 【実績】 外部機関が提供するマーケティングデータベースやパテントデータベース、技術のニーズ・シーズマッチングシステムを活用して企業ニーズや中長期の事業計画、研究開発戦略・重点分野等を分析し、オール産総研での技術コンサルティングを実施した。平成31年度はこれらパテントデータベース等を活用して、企業の知財戦略を端緒とした連携構築に積極的に取り組む。 【効果】 マーケティングデータベース等を活用することで技術コンサルティングの質が向上し、食品業界に対して、生命工学領域だけでなく、エネルギー・環境領域、エレクロトニクス・製造領域、情報・人間工学領域まで巻き込んだ新事業創出につながる研究テーマを提案し、包括的共同研究契約を締結するなど、これまで連携実績の少なかった業界への橋渡しが促進された。 【実績】 国際標準化活動の体制強化を目的として、標準関連部署と知財関連部署を組織統合して知的財産活用と標準化の一体的推進を強化するとともに、標準化戦略会議を設置した。 標準化戦略会議(平成30年度までに8回開催、第4期中長期目標期間全体見込12回)は、平成28年度に制定した知的財産・標準化ポリシーを踏まえ、知的財産活用と標準化の一体的推進を図るとともに、標準化戦略の策定、標準化専門家の活動支援及び標準化人材の育成等、国際標準化活動を推進するための検討を行った。 標準化戦略会議での検討を踏まえて、標準化活動支援策として、標準化の実現可能性を検討する標準化戦略フィジビリティスタディ(FS)(平成30年度までに延べ59件、第4期中長期目標期間全体見込延べ75件)や、工業標準を作成することを目的とした研究である標準基盤研究(平成30年度までに延べ63件、第4期中長期目標期間全体見込延べ73件)、標準化国際会議へ参加するための旅費支援(平成30年度までに164件、第4期中長期目標期間全体見込213件)など、標準化を推進する各フェーズに応じた支援を行った。 標準化戦略FSでは、有効に活用される標準化提案を可能とすべく、民間企業との連携可- 95 -

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