平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
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開始)等の重要研究テーマにおいては、パテントオフィサーが重点的に知的財産マネジメントをバックアップする仕組みを整えた。 領域からパテントオフィサーの増員の要望を寄せられたことを踏まえ、パテントオフィサーを含む知的財産に関する高度な知見を有する所内人材の育成を図った。具体的には、所内職員の知的財産・標準化に関する意識の醸成の取組の一環で開催した知的財産権研修の修了者を対象に、On the Job Trainingプログラムを実施した(平成30年10月~平成31年3月、7名)。 平成31年度は、引き続きパテントオフィサーを中心とした知的財産マネジメントを推進する。 【効果】 イノベーション推進本部所属のパテントオフィサーが一部領域研究戦略部のパテントオフィサーを担当する、各種会議体を通じて情報共有を図る等の取組により、イノベーション推進本部と領域とが一体になり全所的に知的財産マネジメントが推進され、研究成果の円滑な橋渡しが促進した。 また、研究現場と距離の近い領域研究戦略部にパテントオフィサーを配置し増強することで、各領域の戦略や成果の技術的特徴を踏まえたきめ細かな知的財産の創出・管理・活用が可能となった。パテントオフィサーが中心となり、知的財産にかかる検討会の開催や知的財産に関する研究職員への普及啓発、相談対応などを行う領域もあり、領域における積極的な取組が促進された。 【実績】 戦略的な知的財産の創出・活用を目指した取組として、研究の芽の段階(萌芽期)で見出された新発見・新原理の中から有望技術を発掘し、研究成果のパッケージとしての知的財産アセットの構築を支援した。具体的には、「橋渡し」研究前期の研究テーマから平成30年度までに34件を選定し、特許動向調査の結果を基にした研究アプローチのアドバイスや基本特許を確保するための方針策定など、知的財産戦略構築や知的財産強化の支援を行った。 さらに、研究ユニットから推薦された、特に優れた研究テーマに対しては、研究の初期段階から知的財産マネジメント、企業連携、技術移転等の所内専門家がチームとなり知的財産戦略を含む出口戦略の検討をハンズオン支援する仕組みを平成30年度から開始した。 また、出口戦略の検討をサポートするため、発明相談の段階での先行技術調査に加えて、平成30年度には新たに、研究のなるべく早い段階に先行技術調査を促す取組みと先行技術調査結果を特許マップとして視覚的に提供する取組を開始した。 平成31年度は、引き続きこれらの施策を通じて知的財産アセットの構築を支援する。 - 76 -

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