平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
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識している。 ・残業削減・休暇取得促進などに組織として取り組んでおり、実績も上がっており評価できる。 ・コンプライアンス等で他機関の中核となって引っ張っていこうという意識が見られ、積極的な姿勢が高く評価できる。 ・現状の成果レベルは、まだまだグローバルな先進国レベルには届かないとしても確実な進展がみられる点を評価した。 ・いろいろな施策を、担当者が前向きに果敢に取り組んでいることがこの手の施策では絶対的に重要。その点、本件の担当者はキーパーソンとして非常に適任であったと思われる。 ・随意契約の規定化による調達行為の大幅な時間短縮(約10日にまで)は、研究者の単純な時間確保のみならず研究活動の連続性を確保し研究の質を向上させる上からも非常に重要な取り組みである。 ・限られた人数の産総研研究者のみでは、広範囲な産業分野の橋渡しに対応する事は困難で、外部人材をどれだけ取り込めるかが重要と考えられる。外部人材を幅広く活用する取り組み(クロスアポイントメント、リサーチアシスタント、特定集中研究専門員)の参加者が順調に増加しており、今後の橋渡し機能の強化が大いに期待される。 ・[研究人材の拡充]外部人材を活用する様々な制度を制定し、研究人材の拡充が期間全体を通じてなされ、橋渡し機能を強化する研究開発体制の構築に寄与した点。 ・[ダイバーシティ推進]女性活躍推進に関し、「女性活躍パワーアップ大賞奨励賞」を受賞し、「えるぼし」を取得するなど、活躍するための環境整備において実績を残した点。 ・[財務内容改善]新たな調達方法の採用、新たなシステムの構築、業務改善プロジェクトの実施等により、業務の改善・効率化、管理体制の強化を行ない、期間全体を通じて財務内容の改善がなされた点。 ・[コンプライアンスの推進]委員会や普及啓発活動等の取り組みを行ない、法人のコンプライアンス向上に尽力すると共に、国立研究開発法人全体のコンプライアンス推進に貢献している点。 ・法務室を部に昇格し、部長を民間企業から招いた点が評価できる。外部の視点でガバナンス強化ができ、業務のスピードアップに貢献できる点でも評価できる。 (改善すべき点及び助言) ・組織毎に評価する場合、イノベーション人材育成のような取り組みについては、総務本部も含め複数の本部が関与しているように見受けられ、個々が当事者の意識になることはあって良いが、間に落ちるようなことにならないように留意されたい。 ・賞与のインセンティブ部分が一気に大きくなっているが、これは、正当な評価がなされることが前提となる。拡大のスピードが速いことがやや気になるが、産総研内で納得感を持って制度が受け入れられることが重要。併せて、個々人の評価システムについて、研究者が十分納得することが重要。その点について、改めて留意されたい。 ・研究者は一定程度の事務的な知識は不可欠であるものの、研究することに集中できることが望ましく、今後とも、簡素化できる部分は他の機関の例を待つまでもなく改善していくことを継続して欲しい。 ・研究倫理、コンプライアンス等、国の機関として遵守すべきは当然であり、何かあれば組織全体の信頼感が一気に失墜してしまうことから、今以上に研修等により個々の職員の意識向上を不断に行うことが極めて重要。 ・種々多様な施策に取り組んでおり、素晴らしいと思われるが、一方でもう少し大胆な施策があってもよいという印象。例えば、女性活躍促進についても女性の得意な分野やカルチャーを研究し、呼び込む施策も必要。あるいは、女性雇用だけではなく、女性が多いバイオ分野やメーカーと男性が多い産総研のエレクトロニクス分野との出会いの場を設けるなど、敢えて、男女の違い(差別ではなく現時点での区別)を利用した融合促進策なども面白い試みかもしれない。いずれにせよ、どこかで聞いたような施策ではなく、産総研初(発)の施策を増やしていくことも考えてほしい。 ・早期退庁・長期休暇・在宅勤務等の取り組みは柔軟な職場環境の構築を実現しており、生産性の向上に繋がっていると考えられる。これらの取り組みは事務部門職員にとっては、比較的享受しやすいと考えられるが、研究の連続性や時間にとらわれない発想を重視する研究者もいることは否めないので、バランスのとれたガバナンス強化を望む。 ・[研究人材の拡充]研究人材の拡充が行われ、期間全体を通じて増加がなされたことは良い点だと思います。この研究人材の拡充が、民間資金獲得や研究成果の最大化等の目標達成のため、どの程度必要なのかを検討し、計画的に行うことが重要だと考えます。 ・[コンプライアンスの推進]コンプライアンスに対し、組織全体として高い意識と取り組みがあると感じられる。この高い意識と取り組みを引き続き実践し、国研機関としての模範となって頂きたい。 - 355 -

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