平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
357/364

・実施したことの結果はわかるが産総研の役割や、向かう先、到達点が見えてこない。全体像と見込みで上げている実績のつながりがわかりにくい。明確するようにしていただきたい。 【とくに平成30年度に対して:平成30年度評価】 (評価できる点) ・多様なニーズ対応のためのICを配置するなどにより、利用件数、利用料収入とも増加しており、努力している結果が見られる。 ・出口が見えてきた成果をもとに、多くの企業の乗り入れで、試作ラインを構築する活動につながったことも成果の一つである。 ・SiCの量産試作ラインの本格稼働は、官民一体での今後のパワー半導体分野における世界戦略の第一歩と言えるもので評価に値する。 ・TIAの共用施設利用件数、利用料収入が増加しており、オープンイノベーション拠点としての価値を高めることができた点。 (改善すべき点及び助言) ・「世界的な」ということに過度に囚われる必要はないと思われるが、「評価軸」との関係で言えば、見えてこない印象がある。(年度計画の中には見当たらないが?) ・基礎研究を深化させるうえでも更に多くのアカデミアの参画も検討していただきたい。 ・TIAは近隣の5研究機関の連携による革新的な取り組みと考えられ、それぞれの研究機関の特徴を生かすことによって、相乗効果を生み出すことが期待されていると思う。しかし連携による効果が見受けられない。単独では為し得ない、連携することによって初めて生まれてくる効果・成果は何なのかが見えない。 ・新たに大型最先端半導体装置の公開が行われているので、そのPR活動と利用者増加の取り組みを行ない、新規にTIAを利用する機関・企業との連携を図って頂きたい。 ・実施したことの結果はわかるが産総研の役割や、向かう先、到達点が見えてこない。わかりやすい説明をしていただきたい。 4.環境安全本部・情報セキュリティ部 【第4期全体(見込を含む)に対して:見込評価】 (評価できる点) ・予算に満たない交付額の中で、様々な環境整備、省エネ等を進めており、成果という意味では実績が上がっていると理解。 ・毎年度、既存システムの改修や新たな業務システムを導入するなど改善に努めている姿勢は評価できる。 ・特段の工夫、改善等が期待される。情報セキュリティを含め、「安全」は全てに優先される。国のモノづくり分野を先導し、民間企業とも組んで連携を進める機関である産総研で、安全問題が生じるというのは言語道断である。見込みについては、実績で評価するしかないが、実績は最低でも1年間は様子を見る必要があると思われる。 ・環境安全本部に情報セキュリティ機能を置き続けた明確な根拠に乏しく、種々の他本部の施策を打つにあたり、セキュリティ面の抜本的問題に気付かなかった体制に不安を感じる。 ・エネルギー使用量の24%の削減やエネルギー損失の30%削減は、地味なようであるが、省エネなどの静脈インフラの対策は歳入を増加させる以上に交付金を適切に使用する上で重要な取り組みである。 ・[施設整備・老朽化対策]限られた予算において計画的な改修工事の実施、施設の閉鎖・解体が行われ、期間全体を通じて安全管理体制の強化、経費削減、研究活動の効率化に尽力した点。 ・[施設整備・老朽化対策]スペースの有効活用、研究者の要望に応じた新規整備の導入が図られた点。 ・[業務システムの構築]期間全体を通じて、個別業務システムの構築・改修を行い、事務手続の簡略化、迅速化に貢献した点。 ・施設整備・老朽化対策は職員の安全対策を優先させながら計画、実施していることを確認した。予算化しても交付額内でしか実施できないが工夫して実施している。引き続き進めていただきたい。 (改善すべき点及び助言) ・補正予算により研究施設を整備しているが、その後の維持・管理等にかかる費用を十分事前に考えておくことが必要だと考える。 - 353 -

元のページ  ../index.html#357

このブックを見る