平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
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能が強化された点。 ・カゴメと連携した点が評価できる。「おいしい」という言葉のエビデンス研究は他への波及度が大きいように思う。農林水産業との連携はこれから進出していただきたい。地域産業の活性化につながると考えている。エビデンスが安全・安心につながり、消費者への貢献だけでなく地域経済への貢献になる。進めていただきたい。 (改善すべき点及び助言) ・マーケティング先の開拓が進められており、今後サービス分野へのアプローチが課題ということで、分野として今後一層の拡大が予想されるため、うまくフォーメーションを組んで実現できるように進めて欲しい。 ・顕著な成果の創出や将来的な成果の創出の期待等が認められる。 ・大型連携が増加することにより、効率的に民間資金獲得額が増加する事になった。単純に民間資金獲得額を増加させることではなく、本当に企業にとってあるいは産業振興にとって必要な連携が為されているかが重要と考える。例えば、中小企業へのアプローチが疎かになっていないか、形式的なものになっていないか、大型となったために手続きなどが煩雑になっていないか等マイナス面も考慮する必要があると考える。 ・[マーケティング力の強化と大型連携の構築]新たな業界との連携ができたので、成果を出し、同じ業界の他企業との連携に繋げることができれば良いと考えます。また、連携のない業界との連携の可能性を分析・検討して頂きたい。 ・知的財産権研修600名参加、AI道場研修30名参加とあるが参加人数ではなく、研修対象者の何割参加で未参加者へのフォローアップを実施したかが重要と考えている。研修実施の品質向上につながり、効果にも反映されてくる。検討いただきたい。 3.TIA推進センター 【第4期全体(見込を含む)に対して:見込評価】 (評価できる点) ・産官学の融合により、橋渡し、技術シーズ創生、プラットフォーム機能の実現を目指した仕組みとして、認知度、利用度も向上しており、意義のある試みと理解。 ・中小企業への利便性向上に向けて、ワンストップ化を推進する等、顧客の視点での改善が図られていることを評価。 ・産総研のみを対象とした評価は非常に難しいものがあるが、TIA取り組みの中でAISTが大いに中核的機能を果たしたことは認められるが、改善点も多々あると思われる。 ・TIAは、民間企業では維持が非常に困難なクリーンルームなどの大型施設を企業への利便性を考慮しイノベーションプラットフォームとしての利用拡大を図っていることで、重要な取り組みと言える。特にTIAは半導体分野において、今後の世界戦略を考える上でも重要な取り組みと考える。 ・TIAの共用施設利用件数、利用料収入が増加しており、期間全体を通じてオープンイノベーション拠点としての価値を高めることができた点。 ・高水準の人材育成プログラムを実施し、次世代の研究者と技術者の育成に寄与している点。 (改善すべき点及び助言) ・産総研を含め、構成5者の顔があまり見えてこないが、それぞれどのような役割を果たしているのかを見せることも必要かと思われる。実際に現場を見て、個々の役割分担的なことを聞くと、わかる部分も多く、一層効果的にプレイアップしていくかが課題だと思われる。 ・客観的な成果が見えにくいので、当然評価もしにくい。このような一種のプラットフォームは、先導するキーパーソンが必要で、その意味でも(出口がまだ見えてこない基礎研究レベルにおいても)東大だけではなく他の大学を巻き込むことも考えて良いのではないか。 ・産総研TIA推進センターが取り組んでいる分野は、今後のハイテク産業の浮沈をかけた分野であり、民間企業の出資割合が11.2%(平成29年度)は少々少ないのではと考える。さらなる民間企業の当該分野への参入を促すようなPR活動など認知に向けた取り組みが必要ではないか。 ・共用施設の利用実績が上がっていることは認識されますが、高額な設備で、技術革新も早いものだと思います。その設備を効果的・効率的に使用していることを示せる指標や目標値があると、更なる有効利用につながるのではないかと考えます。 - 352 -

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