平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
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評価委員コメント及び評点 1.企画本部 【第4期全体(見込を含む)に対して:見込評価】 (評価できる点) ・実績評価配分予算の割合を着実に増加させることにより、民間資金獲得に向けてのインセンティブとして有効に活用するマネジメントがなされていると理解できる。 ・民間資金獲得額を中期目標期間中3倍にするという野心的目標に対し、必ずしも達成は容易ではないとは言え、着実に近づける努力がなされていることは評価できる。しかも、それが特定の分野にとどまらず、基本的に全ての領域において進められているところを評価したい。組織全体に組織目標が共有され、その目標に向けて意思統一されて尽力されていることが伺われる。 ・一時落ち込みが見られた論文数が着実に盛り返している。理事長予算の配分が効果的に機能している可能性は十分に認められ、こうした制度設計が上手くビルトインされていることは評価されるべき。 ・エッジランナーズ、チャレンジ研究への理事長予算の活用は、打率はもしかすると良くないかも知れないが、それを含めても将来につながり得る取組みとして評価されるべき(将来的には、結果も踏まえて制度にフィードバックされることを期待)。 ・橋渡しの実現に向けて、RA、クロスアポイント、OIL、卓越研究者等の制度構築を進めており、人材獲得、シナジー創生という観点で、大きくプラスに働いていると認識される(定量的評価が難しく、寄与の度合いを測ることは難しいが。)。 ・冠ラボによる民間資金獲得が着実に増加しており、産総研と民間のWin-Winの関係構築が進んでいると理解できる。 ・メディアへの露出は、数字に顕著に表れているように確実に増加しており、何かあれば産総研、という流れもできつつあるのではないかと思われる。NHKのニュース等でも産総研の研究者がコメントする場面も目にしており、良い意味で知名度が上がり、アカウンタビリティの向上が図られていると感じられる。 ・総じて、着実な業務運営がなされている。 ・理事長裁量予算枠の存在は理事長のリーダーシップを際立たせるうえでも効果的。 ・冠研究室を設ける施策は効果的。年々数が増えているのは、実効があった証拠でもある(民間での評判が良い証拠)。 ・研究予算を民間資金獲得額に応じた実績配分とすることで、組織・個人のモチベーション向上につながり、民間資金獲得額が大幅に増大したことは大いに評価できる。 ・論文数が第4期に入り向上傾向にあることは、国の最高研究機関としては当たり前と言えるが、組織を挙げた努力が実を結んだと言え評価できる。組織全体として、モチベーション向上に努力した結果と言える。 ・理事長裁量予算の導入は、直面する課題解決や産総研の運営を迅速に行うことを可能にすると共に、論文数の増加すなわち研究者の基本的な能力向上に大いに貢献していると考えられる。大いに評価できる。 ・[予算]高い目標設定である民間資金獲得額を、期間全体を通じて着実に増やしている点。 ・[予算]理事長予算を活用し、特色ある研究を実施している点。 ・[予算]OILを設置し、大学、民間企業等との連携・協力をする推進している点。 ・[組織]期間全体を通じて、組織体制の見直し、整備を行ない、「橋渡し」機能の強化、研究活動・業務の効率化に繋げている点。 ・[広報]期間全体を通じて、産総研の研究内容、研究成果が様々なメディアを通じて情報発信される機会が増え、知名度向上を図った点。 ・OILでは8か所の大学に設置できた背景は、産総研の事務サポート体制があったからこその結果と考えている。若い人たちの知見と、基礎・基盤研究を積み重ねてきた産総研の知見から革新技術が生まれてくることに期待する。年度評価になるがOIL合同シンポジウム開催は8か所に広がった結果、深みが増したことだろう。引き続き進めていただきたい。 - 347 -

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