平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
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に課題継続の意思を確認することになっているが、全ての課題が平成30年度12月時点で1〜2年目であり、支援継続中である。 平成31年度には、エッジ・ランナーズ制度は採択プロセスの見直しによる挑戦的研究の掘り起こしに加え、3年目を迎える研究課題の評価を行う見込みである。 理研-産総研チャレンジ研究制度においては、平成28年に10件をFS研究課題(予算額は各機関1件あたり200万円程度/年)として採択した。さらに平成29年には共同研究をより発展させるため、両理事長によるステージゲート審査会を行い、採択された10件のFS研究課題のうち、有望なテーマを本格研究課題(予算額は各機関1件あたり2,000万円程度/年)として2件、準本格研究課題(予算額は各機関1件あたり500万円程度/年)として6件採択した。次に、ステージゲート審査にてFS研究課題からステージアップした准本格研究課題(6件)と同年に新たに採択されたFS研究課題(7件)のうち、書類審査を通過した課題(7件)について、平成30年に両理事長によるステージゲート審査会を開催し、2件を本格研究課題、3件を准本格研究課題として採択した。また、新たな研究課題について募集・審査を行い、6件をFS研究課題として採択し、平成31年1月より研究を開始した。 推進中の本格研究課題(平成28年度採択、2件)、准本格研究課題(平成29年度採択、3件)、また、FS研究課題(平成30年度採択、6件)については、平成31年7月のステージゲート審査を経て、本格研究、准本格研究等で引き続き研究を推進する見込みである。 推進中の一部の研究課題については、国プロ(JSTのプロジェクト等)や科研費に採択されるなど、理研-産総研の両機関において外部資金獲得実績が出つつある。 【効果】 「戦略予算」を領域へ配分することによって、領域融合の促進、大型の企業連携、民間資金獲得が強化され、第4期中長期目標期間の実施課題により得られた民間資金獲得額はこれまでの累計で60億円以上になる見込みである。また、戦略予算を活用した地域センター発の橋渡しモデル作り支援策の実施により、北海道センターを中心とした農工連携の強化・開拓に向けた取り組みなど、地域センターの連携機能が強化された。 「エッジ・ランナーズ」では、継続中の課題はまだ平成30年12月時点で1から2年目であるため、この時点で評価はしないが、インパクト・ファクターが40を超える雑誌に論文を発表するなどの効果が現れ始めている。一方、このような基礎研究に重点を置いた制度を作ることで産総研に優秀な人材を集める効果も併せて期待できる。 「理研-産総研チャレンジ研究」では、2050年の社会課題解決を目指すというコンセプトのもと、両機関が連携して初めて達成可能となる世界初/世界一の技術開発を実施する。また、グローバルリーダーとなる両機関の若手人材の育成やネットワーキングを行うとともに、推進中の本格研究課題等を国プロ(革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)およびJSTやNEDOのプロジェクト等)の獲得に繋げるなど、科学・産業技術イノベーションを強力に推進する効果が期待できる。これまでに一部の研究課題については、戦略的創造研究推進事業(JST・CREST)、光・量子飛躍- 20 -

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