平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
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体的かつ連続的に行う体制を構築し、目標達成に向けた最適化を図った。 こうした制度設計に基づき、平成27年5月には海外大手企業から自然言語処理の第一人者を研究センター長として迎え入れ、国内でいち早く人工知能の研究拠点(人工知能研究センター)を立ち上げ、人工知能研究を強力に推進した。更に、領域や研究ユニット間の融合化、研究プロジェクトの大型化を目的とした研究の推進を容易に展開できるよう、研究ラボ及びプロジェクトユニットを領域長の裁量により設置及び改廃できる制度を整備した。この制度に基づいて設立された計算材料科学研究ラボが平成27年11月1日に機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センターに発展的に改組、また、グリーン磁性材料研究ラボが平成28年4月に研究センターに移行するなど、新研究センター設立に機能している。平成29年度は、人工知能研究分野およびTIA推進センターにおける、研究戦略など企画立案機能及び総合調整機能を強化するために、情報・人間工学領域に人工知能研究戦略部、TIA推進センターに戦略ユニットを設置した。 平成30年度は、情報・人間工学領域に、サイバーフィジカルセキュリティ研究センター及び、人間拡張研究センターを設置した。 平成31年度は、引き続き橋渡し機能強化のための体制整備を行う。 【効果】 領域長の下で目的基礎研究、「橋渡し」研究前期、「橋渡し」研究後期及び技術マーケティングを一体的かつ連続的に行う体制を構築し、「橋渡し」機能の強化に繋がった。また、研究組織を、7領域に再編することで、融合的研究を促進し、産業界が将来を見据えて産総研に期待する研究ニーズに応えられるようになった。 平成29年度は、人工知能研究分野とTIA推進センターにおける戦略策定機能が補強されることで新たな研究拠点整備事業をより強力に推進でき、産総研における「橋渡し」機能強化に繋がった。 平成30年度は、サイバーフィジカルセキュリティ研究センターを設置し、ハードウェアのセキュリティと、人工知能のセキュリティの2つの課題に重点的に取り組むことにより、ハードウェアからシステム、サービスに至るバリューチェーンにおいて、セキュリティのレベルを確認(検証)可能とすることにより、産業界全体のサイバーセキュリティの強化を加速する。 人間拡張研究センターを設置し、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムによって社会問題の解決を図る人間拡張技術の開発を進めることで、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として提唱されている「Society5.0」の実現に資する。 【実績】 平成27年度は、イノベーション推進本部においては、技術マーケティング室を新設し、- 14 -

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