平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
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エネルギー効率の高い機器への更新を実施し、さらに研究廃水処理設備改修としてつくばセンター西及び南研究廃水処理施設の改修を実施した。 平成29年度第1次補正予算による「高機能IoTデバイスに関する研究拠点整備事業」においては、新たに設計・開発したIoTデバイス・システムを、サンプル試作を経て量産化に繋げるプロセスを支援するため、つくばセンター西事業所に新営棟建設を実施している。平成30年度は企画・提案能力の優れた設計者を選定する「公募型プロポーザル方式」を採用して設計者を特定し、設計業務に着手・完了した。また、施工者の選定にあたっては価格のみならず省エネルギーに関する技術提案を求める「総合評価落札方式」を採用し、施工者を特定し建設工事に着手した。(平成31年2月時点)。 以上のように、産総研施設整備費補助金による新営棟建設及び老朽化対策等の施設・設備の整備事業を着実に推進することに加え、高難度の設計及び施工業務を実現する技術力の高い業者の選定と既存設備との連携調整を両立しながら、拠点整備事業を推進した。 平成31年度においては、平成29年度第1次補正予算による「高機能IoTデバイスに関する研究拠点整備事業」における新営棟建設を着実に推進し完成する見込みである。また、平成30年度第2次補正予算においては、北海道センター及び関西センターの災害により破損した研究施設を早急に復旧する見込みである。さらに、平成31年度予算において、老朽化した電力設備、給排水設備、空調設備、外壁・屋上防水、特殊ガス防災設備、中央監視設備等の改修を行い、研究開発環境の維持及び安全対策の強化を図る見込みである。 【効果】 福島再生可能エネルギー研究所に建設した「スマートシステム棟」においては、先端的研究開発及び世界最大級のパワーコンディショナーの試験評価が可能な施設として、積極的な企業連携等に寄与している。 平成28年度第2次補正予算により新設された柏センターの「AIデータセンター棟」及び「社会イノベーション棟」、臨海副都心センターの「サイバーフィジカルシステム研究棟」においては、これら拠点整備事業による研究環境の構築によって、AI技術の社会実装に向けた世界最高水準の研究開発が期待される。また、同補正予算による「老朽化対策事業」においては、空調設備改修対象となった全1,105室においてエネルギー消費量平均30%低減が想定され、今後の地球温暖化防止への貢献が期待される。さらに、つくばセンター西及び南研究廃水処理施設の改修によって、有害物質の流出防止等の安全性がより一層強化されるとともに、施設統合による維持管理経費の削減が期待される。 平成29年度第1次補正予算では、特殊環境である既存棟(スーパークリーンルーム)との接続等の難易度の高い設計業務を、綿密な計画のもとに短期間の過密なスケジュールの中で完了させることができた。さらに施工にあたっては、予算内で設計時よりも省エネルギー性能の高い内容の仕様を採用することができ、地球温暖化を考慮した先端的研究開発拠点の構築が期待される。 以上のように、産総研施設整備費補助金による新営棟建設及び老朽化対策等の施設・設- 164 -

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