平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
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けた戦略立案や体制構築などを目指した「かけはし」事業の規模拡大につながった。また、平成30年度は、更なる連携活動の拡大に向け、企業の要望に対してTIA5機関がチームを編成して実施する企業提案型テーマを開始した。企業提案型新テーマ4件を含め、また若手研究者の育成を重視する課題を中心として全体で47件のテーマを採択し、活動を強化した。さらに、産業界に対するTIAかけはし事業周知活動として経団連(未来産業・技術委員会)の見学会を開催した。13社18名の参加があり、企業提案型テーマの検討につながるなど、産業界との連携が強化された。 【効果】 かけはし事業により、TIA中核5機関だけでなく企業を含めた連携活動が推進された。さらに、成果報告会での企業講演や経団連による見学会などの周知活動、企業提案型の新テーマの実施により、新たな研究領域の開拓に向けた戦略立案や体制の構築が進んだ。 【実績】 平成26年度に採択された文部科学省の補助事業「科学技術人材の育成コンソーシアム構築事業」における「ナノテクキャリアアップアライアンス」形成を推進した。この事業では平成29年度に続き、若手研究人材等の共同研究プログラムや研修コース受講を通じて、キャリアアップに向けた知識獲得とスキル向上を主とする人材育成を行った。平成30年度には、産総研内に共同研究で4名、研修では67名の育成対象者を受け入れた(平成30年12月末日時点)。また、TIA連携大学院のサマーオープンフェスティバルでは、全5コースを開催し228名(企業等からの参加者100名を含む。)が参加した。そのうち、TIAの事業がバイオ分野を中心とする新たな領域へ拡大したことを受けて平成29年度に新たに開設した、糖鎖やレクチンに関する「TIAナノバイオサマースクール」には、34名が参加した。さらに、平成29年度に比べ企業等からの参加者が10名増加し、企業との連携活動が強化された。さらに、超電導の技術開発コンソーシアム「つくば応用超電導コンステレーションズ(Applied Superconductivity Constellations of Tsukuba (ASCOT))」の独自事業として超電導スクールを開催した。平成30年度は、国内外からの著名な講師による講義のほか、ポスターセッションや関連施設見学会を実施した。また、関連する国際会議との連携を深め、超電導スクールの参加を国際会議での学生奨励賞の評価項目としたことで、初めての海外からの参加者を含めた43名が参加した。平成28年度からの延べ参加人数は114人に上った。 また、島津製作所等の企業において育成対象者の研究成果発表会を実施するなど、企業に対しTIAの人材育成事業の紹介活動を強化した。 【効果】 「科学技術人材の育成コンソーシアム構築事業」における「ナノテクキャリアアップアライアンス」事業、および、TIAの各種スクール事業を通じ、TIAのプラットフォームを活- 146 -

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