平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
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新たな大型共同研究の制度であり、従来の制度にはない新たな仕組みを構築することによって、オープンイノベーション拠点として世界初となる6インチSiCパワー半導体デバイスラインを構築することが可能となった。平成28年にプレス発表を行い、新材料パワー半導体に対する産総研の事業の橋渡し機能を内外に示し、世界的な産学官連携拠点としてのプレゼンスを大きく向上させたことにより、TIAのプラットフォームの利用が拡大した。 【実績】 材料研究からシステム開発に至る総合的なナノテクノロジー研究開発プラットフォームを整備しワンストップで外部ユーザーに提供するため、TIA中核機関が連携して事業を行う仕組みを平成27年度に構築した。加えて平成28年度から東大が新たに中核機関として参加し連携の仕組みを5機関に拡張したことで連携が強化された。さらに、新たなTIA事業を企画・実行した。具体的には、中核5機関の新たな共同研究等の構築及び発展を促進して研究分野間・異業種間の融合を促進し、次世代技術シーズを創成する事業「TIA連携プログラム探索推進事業(通称:かけはし)」を平成28年度から開始した。産総研研究者が代表の「かけはし」テーマは延べ40件を超え、平成29年度から毎年1回開催している成果報告会では、2回の累計で482名の参加があった。平成30年度からは更に企業からの研究テーマを募集するとともに「かけはし」事業への参加を募り、企業提案型テーマの「かけはし」を4件開始した。 平成31年度は、TIA連携探索プログラム「かけはし」事業への企業連携の仕組みをさらに強化するとともに、TIA中核5機関と企業との連携をワンストップで行える仕組みを強化する。5機関連携でTIAビジョンの策定を進め、国際的な連携開発拠点としての機能強化を図る。 【効果】 中核機関に東大が加わることによって、次世代技術シーズを創生する機能が強化された(プレス発表1件)。また新たな「かけはし」事業は企業の関心を高め、成果報告会に企業から延べ153名参加があっただけでなく、これまでのTIAのユーザーとは異なる分野・業種であるバイオ系企業やファンドからの参加があった。シンポジウム・研究会など「かけはし」を行う研究者がこれまでに交流のなかった新たな外部研究機関と交流・連携する機会が35件生み出され、そこでの連携によって公的外部資金の獲得にも繋がる(平成28、29年度課題の獲得額累計 約22億円)等、技術シーズの創成だけでなく、TIAが提供する産学官連携機能の強化にも貢献した。 【実績】 TIA推進センターは、拠点ユーザーの利便性向上のための組織・体制を見直した。まず平- 137 -

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