平成30年度研究関連業務評価委員会評価報告書
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Ⅰ.1.(10) 世界的な産学官連携拠点の形成 【中長期目標】 世界的な競争が激しく、大規模な投資が不可欠となる最先端の設備環境下での研究が重要な戦略分野については、国内の産学官の知を糾合し、事業化への「橋渡し」機能を有する世界的な産学官連携拠点の形成を、産総研を中核として進め、国全体として効果的かつ効率的な研究開発を推進するものとする。 特に、オープンイノベーションに繋がる研究開発の推進拠点であるTIAについては、融合領域における取組や産業界への橋渡し機能の強化等により、一層の強化を図るものとする。 【中長期計画】 世界的な競争が激しく、大規模な投資が不可欠となる最先端の設備環境下での研究が重要な戦略分野については、国内の産学官の知を糾合し、事業化への「橋渡し」機能を有する世界的な産学官連携拠点の形成を、産総研を中核として進め、国全体として効果的かつ効率的な研究開発を推進する。 特に、オープンイノベーションに繋がる研究開発の推進拠点であるTIAについては、融合領域における取り組み、産業界への橋渡し機能の強化等により、一層の強化を図る。具体的には、①TIAでこれまでに作った技術シーズの「橋渡し」、②新たな次世代技術シーズの創生、③オープンイノベーション推進のためのプラットフォーム機能の強化に取り組む。このため、他のTIA中核機関や大学等と連携して、材料研究からシステム開発に至る総合的なナノテクノロジー研究開発プラットフォームを整備して、これを外部ユーザーにワンストップで提供し、拠点の利便性を向上させる。また、拠点運営機能にマーケティング機能を付加し、拠点を活用する産学官連携プロジェクトや事業化開発を企画提案することにより、研究分野間・異業種間の融合を促進してイノベーションシステムを駆動させる。さらに、上記のプラットフォームを活用する人材育成の仕組みを強化し、これを国内外に提供して国際的な人材流動の拠点を目指す。 【実績】 オープンイノベーションにつながる世界的な研究開発拠点を構築するため、平成28年度NEDO事業「IoT技術開発加速のためのオープンイノベーション推進事業」に提案し、採択された。これまで保有していたナノエレクトロニクス半導体研究開発プラットフォームの機能が強化されただけでなく、新たにIoT(Internet of Things)デバイス試作機能が大きく強化された。平成29年度までにIoTデバイス試作のための3次元積層用ウェハー接合装置等17台の大規模投資を必要とする高度な半導体製造装置群を新たに整備し、平成30年度にオープンイノベーション推進のためのプラットフォームとして公開した。 TIAでこれまでに作った技術シーズの橋渡し事例として、平成29年度には、金属原子移動型スイッチという新原理デバイスが組み込まれたField-Programmable Gate Array(FPGA)製品のサンプル製造が開始された。これは、日本電気株式会社(NEC)とTIAがスーパーク- 135 -

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