平成29年度評価委員会(計量標準総合センター)評価報告書
85/104

「海⽔密度絶対測定」(知的基盤)•中長期的な気候変動予測に不可欠な海洋観測を支援•ppmレベル精度海水密度測定に必要な標準海水密度参照値を提供•観測データ(温度・圧力・密度・塩分)を総合して海水温上昇等を予測するに必要な相互変換ツールである、海水熱力学状態式E-10高精度化研究目的117•IJで独自に開発した海水密度測定装置(精度1.3 ppm)妥当性を確認•有機液体密度測定値、密度国家計量標準を直接用いて決定した値と1.2 ppm以内で一致•純水密度測定値、水密度国際推奨式と0.9 ppm以内で一致•溶存酸素分析用標準海水密度絶対測定を実施平成29年度成果深海水温上昇(IPCC2013),,密度海水密度分布から得られる海洋大循環変化海水熱力学状態式TEOS-10温度溶存酸素分析用標準海水Pre18RM(環境総合テクノス)→ 現行海水状態方程式に、式不確かさ(5ppm)を超える誤差があることを示唆(IPCC, 2013)産総研独自、シリコン固体密度標準にもとづく6桁精度液体密度測定技術+測定中海水密度変化を防ぐ独自開発測定ノウハウ→現時点で海水密度を6桁精度で絶対測定できる世界唯一計測技術成果リスト論文発表:ニュースレター誌1報、国際会議報告2件技術開発の要点118「海⽔密度絶対測定」・海洋観測における海水密度測定高精度化に不可欠な参照値提供・海水温度・圧力・塩分・密度を相互変換する状態方程式信頼性評価・海洋大循環→中長期気候変動→より正確な地球温暖化メカニズム解明アウトカム標準白金温度計により海水温度を直接測定海水サンプル充填系分解能0.01mg電子天秤空気浮力影響をキャンセルする補償用カウンターウェイト海水に溶出しない石英ガラスセル海水密度絶対測定ため小型液中秤量システム密度測定基準となるシリコン単結晶シンカー精密循環水槽より±0.0003℃で温度制御シリコンわずかな海水へ溶出を防ぐため100nm厚熱酸化膜を付加固体密度校正技術をフル活用して密度値を決定ρsinker= 2.32905277(56) gcm-3- 81 -

元のページ  ../index.html#85

このブックを見る