平成29年度評価委員会(情報・人間工学領域)評価報告書
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国立研究開発法人産業技術総合研究所●Tadanori Teruya, Kenji Kashiwabara, GoichiroHanaoka, Fast Lattice Basis Reduction Suitable for Massive Parallelization and Its Application to the Shortest Vector Problem, PKC 2018, to appear. ○昨年までの成果•SVP Challengeで世界一達成‣格子暗号解読の世界的なコンテスト‣現在Top 8を独占(1位は2017.01.11登録)•解読アルゴリズムの理論的根拠付けに成功。世界記録達成と解読アルゴリズムの正当性が学術界で正式に認められた。‣暗号分野のトップ国際会議PKC2018(2018.3.25-28, リオデジャネイロ開催)に採録。‣世界初の大規模並列計算機向け格子暗号解読アルゴリズムとして認知。‣150次元空間における格子問題(SVP)を世界で初めて解読。•2017.01.11に達成した世界記録は、破られないまま1年以上経過https://www.latticechallenge.org/svp-challenge/halloffame.phpTop8が産総研世界最速の格子暗号解読アルゴリズム(3)57○本年度の成果国立研究開発法人産業技術総合研究所今後の課題①革新的な手法によって、より高速な格子暗号解読アルゴリズムが考案できる可能性がある。–格子暗号解読アルゴリズムのさらなる高速化の可能性に関して研究を行い、各時点における解読限界を明らかにしていく。②実際にはある程度のセキュリティマージンを設定する必要があるが、具体的にどの程度に設定すればよいのかはよくわかっていない。–危険とされる安全性レベルの上界が既知の場合におけるセキュリティマージンの厳密な設定法を与える新たな理論を構築していく。③本成果は正確にはSVPの求解であるため、本成果を踏まえた格子暗号の具体的な構成については別途検討を行う必要がある。–これまで知られている格子暗号の具体的な構成やその拡張方式を元に、本研究によって得られる具体的な実用的パラメー設定において効率的に機能する新たな方式を設計していく58- 63 -

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