平成29年度評価委員会(情報・人間工学領域)評価報告書
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国立研究開発法人産業技術総合研究所55○背景と目的○研究アプロー•量子計算機に対しても安全な暗号技術として格子暗号が注目されている•RSA暗号等の従来技術は量子計算機によって解読可能•格子暗号は安全なだけでなく、幅広い種類の機能の追加も可能•実用化に向けて、厳密な安全性解析と実用的かつ効率的な実現が必要•大規模並列計算機向け格子暗号解読アルゴリズムの開発•さらに実際に解読実験を行い、解読限界を解明暗号化したいメッセージ暗号文•図は二次元だが,実際には数百次元の空間を利用•からの復元は困難=暗号方式は安全世界最速の格子暗号解読アルゴリズム(1)これにより安全性と効率性を両立するパラメー設定が可能に!国立研究開発法人産業技術総合研究所56○従来の解読アルゴリズムの問題•並列化しても、並列数に応じた高速化は困難…∴ 大規模並列計算機による解読限界はよくわからなかった…∴ どのようなパラメー設定を行えば安全かよくわからなかった…世界最速の格子暗号解読アルゴリズム(2)○本研究による新解読アルゴリズム•並列数に応じた高速化が可能な解読アルゴリズムを実現∵ 並列プロセス間における中間解読結果の共有手法を開発∵ 暗号理論に関する産総研の幅広い知識により初めて可能に•本アルゴリズムにより実際に大規模並列計算機により解読実験を実行- 62 -

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