平成29年度評価委員会(情報・人間工学領域)評価報告書
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33情報人間2.特筆すべき成果【目的基礎】・実世界で生成されるデータに基づいて学習し、困難な社会問題を解決するための人工知能技術群を開発。物体認識技術(国際コンペで世界一位)、ロボットによる人の移動軌跡収集技術(IEEE国際会議で最優秀論文賞)、人流計測およびシミュレーション技術(実証実験が、テレビ1社、新聞10社で報道)などの開発で世界を牽引。人工知能産業化ロードマップにおける重点分野の推進に貢献。・産総研初の世界最速の格子暗号問題解読アルゴリズムに対して、理論的裏付けに成功。公開鍵暗号分野トップ会議に採録。高い安全・効率性を備えた暗号技術の実用化が期待。・IF論文発表数:89報(目標達成率74.2%、12月時点)。Google Scholar のカテゴリ上位20位内のプロシーディングス:76報。・論文被引用数:1,992(目標達成率199.2%)。【橋渡し前期】・インフラ構造物の点検作業支援システム、作業時間を1/10に短縮し、効率化・省力化に貢献。プレス発表へのアクセス数830件、掲載紙7件、試験公開して実証実験中。インフラ維持更新の正確な判断を下支えする技術として有望。・人工知能・IoT研究開発のための共用計算プラットフォーム(AAIC: AIST AI Cloud)が計算システムの電力性能ランキング「Green 500」で世界3位(空冷のシステムとしては世界1位)を獲得。180名30チームを超えるユーザが人工知能研究で共同・連携利用。・車両位置測位技術が歩行者自律測位技術ベンチマーク標準化委員会のIFSTTARの国際比較で最高評価獲得。NTTドコモアプリで採用。【橋渡し後期】・AMEDプロジェクトの最終成果として、有用で安全なロボット介護機器を設計するための世界初のガイドラインや支援ツールを開発。15件以上の製品事例、50-100億円規模の介護機器市場の創生に成功。・4つの連携研究室・ラボ(NEC、住友電工、豊田自動織機、パナソニック)で人工知能の社会実装に関する大型連携研究を推進。・健康起因交通事故撲滅のための、筑波大学付属病院、東大、企業11社を含む医工連携研究開発のコンソーシアム(AMECC:Automotiveand Medical Concert Consortium)で、企業との大型共同研究を実施。・民間からの資金獲得は目標の128%(総額15.5億円、12月時点)で前年度比116%。・企業との共同研究:136件(大企業)、42件(中小企業)。知財実施契約等件数:209件(目標達成率123%)。【マーケティング力】(目標の128%、前年度比116%の民間資金獲得)・IC、PO、チームによる連携活動、ユニットとの密接な情報交換、共創コンサルティング手法の導入等の成果。国立研究開発法人産業技術総合研究所目次1.情報・人間工学領域の概要と研究開発マネジメント(1)領域全体の概要・戦略(2)研究開発マネジメント(3)研究開発の概要1.ビッグデーから価値を創造する人工知能技術2.産業や社会システムの高度化に資するサイバーフィジカルシステム技術3.快適で安全な社会生活を実現する人間計測評価技術4.産業と生活に革命的変革を実現するロボット技術2.「橋渡し」のための研究開発(1)「橋渡し」につながる基礎研究(目的基礎研究)(2)「橋渡し」研究前期における研究開発(3)「橋渡し」研究後期における研究開発4- 36 -

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