平成27年度研究評価委員会(材料・化学領域)評価報告書
17/76

-13- 材の開発とタッチセンサの試作・実証研究や、スーパーグロース単層CNTの収率15倍の実現は「橋渡し」後期研究成果として特筆すべきものである。さらに上記報告にある日本ゼオン社との共同研究によるプラント竣工は、「橋渡し」研究後期の目指すべき「事業化」のモデルケースとしても特筆すべきものである。評価指標「具体的な研究開発成果」の高評点に加え、「事業化の状況」には、さらに高い評点を与えた。以上により、民間獲得資金額の数値目標達成と併せ、総合的に事前自己評価を「A」とする。 3. 「橋渡し」のための関連業務 (1) 技術的ポテンシャルを活かした指導助言等の実施 事前自己評価 B 領域が掲げたビジョンにのっとり、「夢の素材」による「産業界、経済界、行政の方々と連携」した、「グローバルな価値の創造」に向け、受託研究だけでなく、領域各ユニットの持つポテンシャルを活かした技術コンサルティングの獲得にむけた活動を行った。具体的には、産技連での活動、企業との交流会実施などが上げられる。今年度、技術問い合わせを含んだ意見交換会の件数はのべ25件(企業24、自治体1)、そのうち9社とは共同研究へと展開されている。また、技術コンサルティングとして、計5社から依頼があり、内2社とは正式にコンサルティング契約が成立(コンサルティング収入今年度3,500千円)した。 また、領域が持つ技術シーズの紹介、産業応用に向けた提言、「橋渡し」研究強化のプラットフォームとして、本領域戦略部及び所属ユニットで計11の産総研コンソーシアム(全産総研コンソーシアムの約3割)が活動している。今年度、コンソーシアム参画企業1社と新たな資金提供型共同研究の準備が進むといった目に見える成果も上げた。 技術的指導助言等の実施成果として、今年度、コンサルティング契約2件を成立、コンサル収入を得ており、取り組み状況は目に見えた成果を上げた。以上の理由により、事前自己評価は「B」とする。 (2) マーケティング力の強化 事前自己評価 A 領域のマーケティング力強化策へのアクションとして、H27年度は、本領域における企業資金獲得事例の聞き取りと状況分析を行った。領域メンバーの資金獲得数を底上げするため、分析結果を「企業ニーズ」「コンタクトのきっかけ」「交渉者」「事業化」「連携のヒント(シーズ、ターゲット企業の選択)」各項目に整理し、具体的かつ領域メンバーに共有できる形で報告した。調査は54件の事例(うち大手企業42件)に対し行った。また、現場研究者から領域、ユニットへの企業提携

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です