平成27年度研究評価委員会(生命工学領域)評価報告書
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-23-(1)「橋渡し」につながる基礎研究(目的基礎研究)医薬リード化合物最適化の⾼度化・⾼速化「ミトコンドリアのタンパク質搬入口装置(TOM複合体)の仕組みを解明」・米国の学術誌「Science」に掲載TOM複合体の構造が不明なため、タンパク質通過の仕組みは謎であった。世界で初めて精密構造を解明ミトコンドリアへのタンパク質配送の仕組みが判明、⽼化を防ぐ新薬開発などへ発展21�TOM複合体はミトコンドリア外膜に存在し、細胞質で合成されるミトコンドリアタンパク質を取り込む搬入⼝だが、構造が不明であった。�in silicoの構造予測とin vivo部位特異的光架橋法を組み合わせた手法により、TOM複合体をタンパク質が通過する際の相互作用地図の作成に成功。図:TOM複合体によるタンパク質輸送機序再生医療⽀援技術(細胞操作・誘導技術)「幹細胞から胃を丸ごと作製」�さまざまな細胞に分化する多能性幹細胞であるマウスES細胞から、試験管内で胃の組織を丸ごと分化させる培養技術を開発�試験管内で作製したこの胃組織により、胃の治療薬研究や病態研究への貢献が期待・英国の学術誌「Nature Cell Biology」に掲載•世界で初めて試験管内で胃を丸ごと作製することに成功•胃疾患が試験管内で再現できるようになった胃の疾患に関する創薬や病態研究が加速22(1)「橋渡し」につながる基礎研究(目的基礎研究)マウスES細胞からの胃の作製方法⾚:胃組織の上皮細胞緑:間質細胞22ES細胞胚様体形成胃原基胃原基のみ回収し3D培養培養胃組織発生に沿って試験管内での培養のみで⽴体的な胃組織を作製

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