平成27年度研究評価委員会(生命工学領域)評価報告書
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-8- とHBs抗体(HBVに対する免疫ができていることを示す)の新規検出系の開発に応用することが可能である。 ●知的財産創出の質的量的状況: 目標値:100件 実績値:84件(平成27年12月時点) 見込み:100件 ●戦略的な知的財産マネージメントの取り組み状況: 戦略予算テーマにおける知財アセット構築支援として、【高感度イメージング技術/「新誘電率顕微鏡の開発」】では、産総研の共通基盤領域における知財強化と企業連携のための競争領域知財を意識した知的財産マネージメントを進めた。共通基盤領域の特許強化にむけた先行技術調査や技術クリアランス調査を行いながら、上席イノベーションコーディネータを含めた連携チームおける戦略的な出願検討と連携戦略構築に生かした。 新規プロジェクト提案に向けた知財戦略検討支援としては、(臓器ブロック開発事業)に関する海外を含めた技術動向調査を実施支援することで、研究開発戦略立案や開発テーマ設定に必要な情報の収集・整理を行うとともに、産総研が保有する基盤的技術の海外権利確保に向けた検討など、基本特許群の構築を支援した。 また、担当領域の知的財産戦略・施策の浸透、知的財産マインドの向上にむけて領域知財検討会を開催するとともに、研究成果の適切な知財化を意識した出願前相談対応などによる特許出願内容の検討、知財活用戦略を意識した国内外権利化対応を進めた【平成27年12月時点:出願前相談等対応32件、外国出願推薦対応32件】。 ●(参考)公的資金獲得額:H26年度=23.5億円、H27年度=19.3億円 ●事前評価の評点:B 上記のように知的財産創出の数値目標もほぼ達成されていることから事前評価の評点をBとした。 (3)「橋渡し」研究後期における研究開発 ●民間からの資金獲得額(評価指標)の目標値と実績値 目標値:7.7億円 実績値:5.32億円(平成27年12月時点) 見込み:5.7億円 ●テーマ設定 橋渡し研究後期では、事業化に向けて民間企業と共同研究を実施するための研究テーマを設定している。課題①においては、再現性および操作精度に優れたロボット創薬支援技術の産業展開(汎用型ロボット技術「まほろ」の産業展開)を進めている。課題②においては、細胞の単一層配列技術を応用した細胞診断デバイスの開発を進めている。 ●具体的な研究成果 【ロボットとITによる創薬支援技術の産業界への橋渡し:ライフサイエンスの高度化を実現するヒト型汎用ロボット技術の開発】 人間が行う作業を高精度で再現する事が可能であるヒト型汎用ロボット技術を応用し、研究者が誰でも使えるシステムを目指して、汎用バイオ作業用のベンチワークロボットを開発してきた。平成27年度は、共同研究を実施してきた安川電機も出資し、産総研発のベンチャー企業としてロボティック・バイオロジー・インスティテュート株式会社を設立し事業化した。また、産業展開を促進するため、産総研、理研、慶応義塾大学、九州大学、味の素、安川電機の6機関で連携し、各機

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