平成27年度研究評価委員会(情報・人間工学領域)評価報告書
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-84- ・コンソーシアム制度は、短時間では説明しにくい産総研の深い価値を理解してもらう上で、大変有用な手法と思われる。それを広げている点は大きく評価できる。 ・コンサルテーションサービスを開始し、目標を明確化して動きだし、定量的な成果がでている。 ・社会に貢献するべく、しっかり取り組んでいる。 (問題点・改善すべき点、助言) ・連携スタッフを配置(産業ごとに置くのか、技術領域なのかなど)し、それらの連携先からのフィードバックを得ることによって方向性を改善に活かしていくといいのではないか。 ・アウトリーチを広げる前に、今後の民間資金獲得戦略の柱である「共創的価値を提供するコンサルティング」をどう伝えるべきか、誰に伝えるべきか戦術を明確にすることを優先すべきである。 ・実績を産総研自身ではなく、ユーザー企業等とタイアップしてマーケティングしていくことが、限られた人的リソースをうまく使うひとつの手段だと考えられる。 ・各分野の技術展よりも、経営・管理職層に向けたメディア、イベントでのアウトリーチを優先すべき。経営層にリーチするコンソーシアムも実現できれば有効かと考える。 (3)大学や他の研究機関との連携強化 (評価できる点) ・企業との共同研究、大学連携等が着実に実現できている。 ・少ない人数で多くの成果を目指しているところ。 ・連携の数については十分評価できると思う。 ・目標を明確化して動きだし、定量的な成果がでている。 (問題点・改善すべき点、助言) ・連携しているテーマが(資料上は人工知能に)限られているように見える。さらに複数の分野で連携を進めることが可能ではないか。 ・海外大学との連携をより増やすべきだと感じた。 ・連携自体を目標にせず、新たな価値創造、連携効果を生み出すことに期待。 (4)研究人材の拡充、流動化、育成 (評価できる点) ・研究者の交流を含め着実に実行している ・人材育成について数値に裏付けられる成果を上げていること。 ・昨年度から大きく伸ばし、目標を上回る32人の人材育成を達成した点。国の研究機関として、ある意味では最も求められている役割だと思われる。 ・目標を明確化して動きだし、定量的な成果がでている。 ・社会に貢献するべく、しっかり取り組んでいる。 (問題点・改善すべき点、助言) ・外部との連携とともに、研究所内での人材交流も計画的に行うことによって、研究者のキャリアデザインに活用するのも良いのではないか。 ・若手人材をさらに伸ばすための研究体制、教育体制を整えてほしいと思う。 4.総合評価 (評価できる点) ・情報社会を支える将来にわたって重要な課題をテーマに研究が進められている。また、事業化を目標としたフェーズ分けをし、研究者がそれぞれの研究テーマの位置付けを意識した研究が推進されている。 ・目的基礎研究から橋渡し研究開発、情報・人間領域という幅広い活動を着実に立ち上げつつ進めている。 ・産総研は、企業が協調すべき領域で、研究にまつわるプラットフォームを運営する役割を担っている。それが製品化に貢献している点は大いに評価される。たとえば、NEDO生活支援ロボットのISO13482安全規格など。 ・社会課題に果敢にチャレンジしている姿勢も評価されるべきと思う。 (問題点・改善すべき点、助言) ・研究戦略を遂行するための技術経営(MOT)としての研究支援が必要ではないか。研究職から研究マネジメント職への異動の際に研究マネジメントについての一定の能力が必要と考える。 ・研究戦略・マネジメントのプロセスを明確化していない印象。実用化を目指した研究とともに、ビッグチャレンジ、ビッグベッツを設定し、わくわくするような研究も行える風土、特に若者が新しいリスク

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