2013
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組織統治3組織統治 ■ わが国は、鉱物資源やエネルギー資源が乏しい中、科学技術により国を発展させ今日の社会を築いてきました。しかし、将来への投資となる研究開発費が、民間企業では昨今の厳しい国際競争により十分な確保が難しい局面に立たされております。このような状況の中で、将来の成長を担う科学技術イノベーションを興すための役割としての産総研への期待は益々大きくなっています。 産総研では、イノベーションにつながる研究開発を産学官で一体的に推進するために、「人」と「場」を活用する「オープンイノベーションハブ機能の強化」をミッションとして掲げております。その取り組みの一つとして、産総研は関係機関とともに“つくばイノベーションアリーナ(TIA-nano)”を2009年に設立し、2012年4月には“つくばパワーエレクトロニクスコンステレーション(TPEC)”を民活型の共同研究体として立ち上げました。さらに今年は新たにTIA連携棟を開設しました。最新鋭のクリーンルームや次世代リーダー育成のための各種セミナーなどが開催できる多目的ホールや効果的に異分野間の交流や協働が行えるワークスペースなどを備えております。今後この施設を利用した新しい取り組みが期待されます。 また、東日本大震災からの復興支援として、福島再生可能エネルギー研究所が、2014年度の開設に向け建設を本格化しています。場所は、福島県郡山市で次世代太陽光発電、地熱・地中熱の適正利用、風力発電の高度化そしてこれらのエネルギーの貯蔵技術やエネルギーネットワークの実証などに関する研究開発を行う予定です。ここを世界的な再生可能エネルギーの研究拠点とし地元企業や国内外の機関と連携して最先端の研究開発や実証実験などを進めます。 産総研では、発足以来「社会の中で、社会のために」という理念のもとで持続発展可能な社会の実現に向けた研究開発を行ってきました。その産総研が公的研究機関としてCSR(社会的責任)活動をどのように進めているのか、パンフレットだけではわかりにくい組織、福利厚生や障がい者雇用などの活動を、環境安全管理などの取り組みとともに紹介いたします。持続的発展可能な社会の実現に向けて

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