2013
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オープンイノベーション28■ オープンイノベーション人材育成への取り組み 計量技術者の育成(計量研修センター) 地震・津波に関する自治体職員用研修プログラム 計量研修センターは、都道府県・特定市で計量行政に従事する公務員や民間の計量技術者を対象に、重さや長さの測定に関する一般計量や、濃度や騒音・振動測定に関する環境計量の教習を実施しています。計量研修センターの前身は、1952年に当時の通商産業省傘下に創設された計量教習所で、2001年に独立行政法人化に際して、産総研に合流しました。 現在、毎年約800名の研修生を迎え、一般計量教習、一般計量特別教習、環境計量特別教習また、計測技術者向けの技 地震・津波の研究成果を実際の防災に活かすためには、自治体の防災担当者との連携が不可欠です。このため、活断層・地震研究センターでは、地質情報研究部門や地質標本館の協力も得て、2009年度から自治体の防災担当の職員を受け入れて研修を行っています。2012年度は、11月5日〜9日に行い(参加は、静岡・愛知・三重・香川・福島の5県から6名)、2013年度は自治体の要望に基づき時期を早め日程を短くして、7月1日〜4日に行いました(参加は、静岡・愛知・三重・香川・福井・千葉の6県から7名)。 2012~2013年度の研修の特徴は、南海トラフの巨大地震についての講義や質疑応答を入れたことです。参加者へのアンケートなどでは、南海トラフ巨大地震に加えて、東北地方太平洋沖地震・津波堆積物調査・歴史地震研究・データベースの利活用・地質標本館見学などに高い評価をいただきました。研究者や他県の参加者との率直な交流が意義深かったという意見もありました。また、最終日に行った福島県いわき市への野外巡検の評価も高かったです。術研修などを実施しています。研修の修了後には、一般計量士や環境計量士の資格を取得し、公的な機関での計量行政の業務や、民間の計量関係の業務に従事しています。電子天秤の点検の実習環境計量講習(騒音振動)の実習 このような研修を通じて、自治体職員が研究者とのつながりをもつことも大事です。今後も引き続きこの研修を行いたいと考えています。野外巡検:福島県浜通りの地震(2011年4月11日発生、M7.0)の地表地震断層の露頭を見学する参加者

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