2011
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巻頭特集 震災報告被災した公設研や企業への支援活動 全国の公設試験研究機関、経済産業省と産総研で構成する産業技術連携推進会議の場を通じて、被災した公設試験研究機関や企業などへの、依頼試験・技術相談に関する情報を提供するなどの支援活動を行いました。●工業製品の放射線測定支援 産総研の職員をいわき技術支援センターに派遣し、4月6日より計28回、工業製品の放射線量測定に関する支援を行いました。●放射線測定に関する講習会 公設試験研究機関の職員を対象に、4月22日と5月13日に開催しました。講習会では、放射線・放射能の基礎知識、測定機器と測定原理、測定機器の校正方法やトレーサビリティなどの測定の信頼性、表面汚染の測定方法、表面汚染密度の導出方法などについて、実習を交えて実施しました。 また、各種工業会などからの要請により、放射線に関する講演、計測技術に関するアドバイスなども行いました。放射線計測に関する支援と情報発信●つくばセンターにおける放射線量の測定 福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の影響について、3月15日から産総研つくばセンター敷地内での大気中の放射線量の測定を行い、ホームページを通じて公開してきました。また、英語版でも公開しています。これらは、茨城県南地域の信頼性の高いデータとして活用されています。(詳細は、p.43)●ホームページに「放射線測定の信頼性」ページの立ち上げ 正確で信頼できる放射線計測を支援するために、技術情報の発信と問い合わせのための窓口として「放射線測定の信頼性」のページを立ち上げました。 このホームページでは、計測の信頼性は「正確な計測器」、「計測器の正しい使い方」、「測定者の高い技能」の3要素が揃ってはじめて実現できるという基本的な説明から始まり、続いて、これら3要素の信頼性がそれぞれどのように確保されているかを解説しています。さらに、放射線計測器の表示値(計数率)を、汚染度合いの指標である「放射能面密度」や「線量当量率」へ換算する方法について紹介しています。用いる計測器やその使い方によって換算が異なることに注意を促すとともに、ケーススタディを用いてある特定の条件における計数率からの換算表を提供しています。震災復興に向けた活動放射線測定講習会工業製品の放射線測定の様子ホームページ「放射線計測の信頼性について」トップページ http://www.aist.go.jp/aist_j/rad-accur/index.html 06組織統治組織統治

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