産総研LINK No.18
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農産物を切ったり、つぶしたりすることなく、迅速に水分量を計測したい。農業に携わる人たちのニーズを受け、産総研は工業製品などの品質検査に使われてきた電磁波センシング技術を応用した、新しい水分量の計測技術を開発した。農産物の水分量は品質を決めるときの重要な指標となるが、これまで簡単で短時間に計測する方法がなかった。対象物に手を加えることなく、わずか1秒で水分量の計測を完了させるこの技術は、農産分野のみならず、食品や建設などさまざまな分野から注目され、応用先が広がりつつある。昆 盛太郎計量標準総合センター 物理計測標準研究部門電磁気計測研究グループ主任研究員Seitaro Kon堀部 雅弘計量標準総合センター 物理計測標準研究部門電磁気計測研究グループ研究グループ長Masahiro Horibe電磁波で測る▲シンプルな測定装置。箱状の部分(a)から電磁波を出し、先端(b)まで届いて戻ってきた電磁波をキャッチする。むき出しになった芯線(c)部分に米などをセットする。(a)(b)(c)09 2018-04 LINK

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