アニュアルレポート 2005-2006
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Geological Surveyand Applied Geoscience95Annual Report 05-06研究部門長富樫 茂子地質情報研究部門Institute of Geology and GeoinformationURL: http://unit.aist.go.jp/igg/jp/TEL: 029-861-3620FAX: 029-861-3742研究の概要代表的な研究成果当研究部門は、地質に関する総合的な研究に取り組む研究部門としての長期的視点に立ち、陸と海の研究を一元的に実施しています。また、地質調査総合センターの中核研究部門として信頼性の高い国土の地質情報の知的基盤を構築するとともに、人類と地球が共生できる国や国際社会の実現に向けて、次の3つの研究領域への取り組みを戦略的に行っています。● 島弧地質海洋研究を基礎に、知的基盤である地質図を着実に作成し、地質情報の統合を進め、利便性の高い全国シームレス地質図をWeb公開しました。また、国の要請に基づき、大陸棚調査・衛星画像情報にも重点的に取り組んでいます。● 地震・火山噴火等の地質災害の軽減に資するため、南海・東南海地域の地震地下水観測網の設置や火山ガス組成の連続測定装置の試験運用を開始し、活断層の応力測定法の開発や火山地質図・マグマ熱水系の研究を進めました。● 都市・沿岸域の地質現象と生態系も含む地質環境の総合的研究においては、アジアデルタ・沿岸地球化学図・瀬戸内やサンゴ礁域の生態系と環境変化等の研究を進めています。また、関東平野の沖積層の地下3次元モデルを提示しました。図1 高温型変成帯形成モデル5万分の1地質図幅「砥用(ともち)」の調査研究に基づき、島弧地質の標準として、西南日本の白亜紀高温型変成帯の温度圧力構造と地質構造を検討し、花崗岩マグマの上昇による高温型変成帯形成をモデル化しました。図2 携帯型噴煙組成観測装置の開発火山噴煙観測のための各種ガスセンサー類を組み込んだ携帯型装置を開発し、国内外の大規模火山噴煙の火山ガス組成を明らかにするとともに、火山ガス放出過程モデルを提案しました。温度圧力構造のシミュレーションによる再現地殻断面復元図浸透的メルト移流による高温変成帯形成域SchistGneissMigmatitet = 2.0 m.y.t = 1.5 m.y.t = 1.0 m.y.02004006008001000051015202530T(℃)D(km)Li-ion BatteriesData LoggerGas InletGas OutletSize : 36×20×15 cmWeight : 4.3 kgAir PumpBarometerH2 SensorH2S-SO2 SensorsIR H2O-CO2 AnalyzerVillarrica Volcano, ChileCO2SO2H20100806040200SO2 (ppm)5004004804604404208.07.06.05.04.016:3516:4016:5016:4516:5517:0017:05Time (hh:mm)H20 (mmol/mol)CO2 (ppm)

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