アニュアルレポート 2005-2006
94/110

94Annual Report 05-06Geological Surveyand Applied Geoscience地圏資源環境研究部門Institute for Geo-Resources and Environment研究部門長瀬戸 政宏URL: http://unit.aist.go.jp/georesenv/TEL: 029-861-3633FAX: 029-861-3717研究の概要代表的な研究成果持続可能な社会の実現のために必要な、持続的かつ安定的なエネルギーサイクルの確立と、国民の安心で安全な生活の確保のための地圏環境の利用・保全、および産業活動・社会生活の基礎となる天然資源の安定供給に貢献することを目標に、調査、研究、技術開発を実施しています。現在特に、放射性廃棄物地層処分、土壌汚染評価対策、CO2地中貯留、重希土類元素等のレアメタル資源探査に関わる調査研究や技術開発に重点を置いています。さらにこれらの研究の基礎となる地質の調査に基づく知的基盤情報の構築、発信を行っています。●東海村における塩淡境界面変動の解明茨城県東海村での大規模陽子加速器建設工事に伴う多量の揚水によって生じた地下水の変動を、工事の始まる前から連続的に観測して、海水の浸入による地下水中の塩水、淡水の境界面変動を初めてとらえました。本研究により海岸付近における大規模土木工事に伴う揚水による影響を小さくするための地下水管理法、そのための地下水解析法(繰り返し解析法)を確立しました。地下施設の安定性確保のためには長期間の気候変化などによる沿岸域地下水流動の変化の予測が重要ですが、平野部を海側に流れてきた深部地下水は塩淡境界面に沿って上向きに流動するため、塩淡境界面の長期変動予測への本手法の応用が期待されます。●東アジア鉱物資源図の完成中国、台湾、北朝鮮、韓国、沿海州、モンゴル、日本にわたる東アジア地域に分布する3,000以上の金属・非金属鉱床の位置情報、資源種、鉱床タイプ、年代、鉱床規模、埋蔵量、鉱石鉱物、開発の状況をデータベース化し、300万分の1地質図上にプロットした鉱物資源図を完成しました。東アジアの主な金属・非金属鉱床の情報が把握でき、鉱種毎の資源量の把握、鉱床探査地域の選定に役立つことが期待されます。今後、中央アジア地域の情報も加えて更に充実することを計画しています。東海村でとらえられた塩淡境界の変化地下12 mにおける地下水の連続観測で示された塩分濃度の変化東アジア鉱物資源図2003/07/232005/04/101000mg/l1000mg/l10000mg/l100mg/l100mg/l0100m0100m

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です