アニュアルレポート 2005-2006
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87Annual Report 05-06Environment & Energyメタンハイドレート研究ラボMethane Hydrate Research LaboratoryURL: http://unit.aist.go.jp/mhlabo/TEL: 011-857-8945FAX: 011-857-8944研究ラボ長成田 英夫研究の概要代表的な研究成果持続的経済成長を実現するために、エネルギーの長期安定供給確保と温暖化ガスの排出抑制が求められています。天然ガスは、効率が高く、環境負荷の低いエネルギー利用が可能なことから、わが国を始め世界各国において一次エネルギーとしての導入推進が図られています。本研究ラボは、天然ガスの役割が増大するエネルギー社会の到来をわが国の中期的未来の姿としてとらえ、その長期的安定確保、自給率の向上ならびに輸送・貯蔵技術などの省エネルギー化の実現に向けた研究開発を行うことによって持続的経済社会の発展に貢献することを目標としています。このため、メタンハイドレート資源から天然ガスを安定かつ経済的に採収する生産技術の研究開発及びガスハイドレートの機能を活用した革新的な省エネルギー技術の開発を推進すると共に、産総研の第2期中期計画の中心軸であるイノベーションハブ機能を発揮するため、産業界及び大学との連携の中核的役割を果たす活動を行っています。メタンハイドレート資源開発においては、わが国周辺海域のメタンハイドレート貯留層特性に適している減圧生産手法を中心に、分解時の圧密特性、強度特性、浸透率特性の変化、出砂現象などについて実験室的に解析し、生産挙動予測技術の信頼性を向上させました。また、これまで特許を申請している異種ガス交換法などの新たな生産手法について、実フィールドでの生産性をシミュレー出砂によるコア内部の構造変化X線CTによる断層像、図内の圧力は有効拘束圧窒素圧入後の貯留層のメタンハイドレート飽和率変化(上:45日後、下:90日後)7.85MPa3.50MPa圧入生産圧入生産ションによって評価し、窒素圧入法によって相当量の天然ガスが生産されることを解析しました。機能活用技術については、天然ガスの貯蔵・輸送技術を工業化するためのキーテクノロジーである自己保存効果について、その最適温度を解析したほか、工業化に対し関心の高い企業と大学を組織した「ガスハイドレート産業創出イノベーション」を設立しました。

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