アニュアルレポート 2005-2006
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81Annual Report 05-06Environment & Energyバイオマス研究センターBiomass Technology Research CenterURL: http://unit.aist.go.jp/btrc/ci/TEL: 0823-72-1947 FAX: 0823-72-1947研究センター長坂西 欣也研究の概要代表的な研究成果バイオマス資源の中で最も炭酸ガス固定化能の高い木質系バイオマスからのエタノール・ETBE(Ethyl Tertiary-Butyl Ether)製造、ならびにガス化・ホットガスクリーニング・FT(Fischer-Tropsch)合成・水素化改質からなるBTL(Biomass To Liquids)トータルシステム開発によるBTL-FTディーゼル燃料製造を二大重点課題と位置付けるとともに、これらのバイオマス液体燃料製造プロセスのシミュレーションによるシステム評価を行うことによって、石油を中心とする化石資源代替を促進し、かつ循環型エネルギー社会の構築に貢献できる費用対効果に優れた実用化バイオマス転換プロセスを開発することを目標としています。●木質系バイオマスの成分分離・水熱メカノケミカル処理・酵素糖化の連結によりエタノールの高効率製造およびETBE原料への展開を目指します。バイオマスを酵素糖化するためには木質の前処理技術が重要です。100 ℃以上の加圧熱水を用いた水熱処理およびメカノケミカル処理を複合化することにより、低コスト・高効率で木質構成成分を分離する活性化技術の開発において、メカノケミカル処理した木質バイオマスでは酵素糖化性が大きく向上することを明らかにしています。●木質バイオマス等のガス化、活性炭を用いる乾式高温タール・有害物質除去による高度ガスクリーニングおよびFT合成・改質触媒反応を連結した新規BTL燃料合成技術を確立します。木質系バイオマス等のガス化では、副生タールが0.01 wt%程度と少ないこと、ガスクリーニングでは従来の湿式法より高効率の活性炭を用いる高温乾式法の探索、およびFT反応では、ワックス生成に有利なルテニウム系触媒を中心とした検討を進めています。●種々のバイオマスの物性・化学・生物反応性のデータベースを作成し、バイオマス利活用転換プロセスの経済性・環境性を評価できるシステムシミュレーション技術を開発します。特に、バイオマス利活用の基盤となるデータベースを構築し、バイオマスシステムのプロセスシミュレーション技術を開発すると共に、シミュレータを用いた最適化と経済性・環境適合性評価を実施し、バイオマストータルシステム技術によって経済性に優れたバイオエタノールおよびBTLディーゼル軽油製造プロセスを開発します。

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