アニュアルレポート 2005-2006
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Life Science & Technology29Annual Report 05-06研究センター長軽部 征夫バイオニクス研究センターResearch Center of Advanced BionicsURL: http://unit.aist.go.jp/rcab/TEL: 029-861-2987FAX: 029-855-3833研究の概要代表的な研究成果生体を利用或いは模倣することにより化学物質や生体物質を選択的に分離・計測できる革新的なデバイスを世界に先駆けて開発することを目標に、デバイスの開発と実用化に向けた研究を行っています。現在、自動でタンパク質を分離できる全自動二次元電気泳動システムの開発、糖鎖系情報分子を利用したリシン等毒素タンパク質の検知チップの開発、細胞の接着・脱着を光で操作しうる技術及び装置の開発を行っています。バイオニクス研究センター プロテインシステムチップチームでは、全く新しいタンパク質検出用蛍光試薬を開発しました。本試薬の特徴として、試薬単独では蛍光を発しませんが、試薬とタンパク質を水溶液中で混ぜると、瞬時に赤色の蛍光を発します。また、電気泳動によって分離したタンパク質の染色を行ったところ、従来一晩近くかかっていた操作時間が、本試薬を用いた方法によって、わずか30分で終了しました。このような試薬を用いることによって、簡便かつ高感度にタンパク質の分析が可能となりました。化学構造式:タンパク質検出用蛍光試薬写真:左側 蛍光試薬のみ,右側 蛍光試薬+タンパク質(Y. Suzuki, K. Yokoyama, J. Am. Chem. Soc., 127, 17799, 2005)OHCNCNO

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