アニュアルレポート 2005-2006
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Life Science & Technology28Annual Report 05-06年齢軸生命工学研究センターAge Dimension Research Center研究センター長倉地 幸徳URL: http://unit.aist.go.jp/adrc/ci/TEL: 029-861-2702FAX: 029-861-2702当研究センターは、重要な新研究分野「年齢軸恒常性調節研究」の確立と知識の産業技術応用開発の基盤「年齢軸生命工学」の開発という長期目標に向け、現在、基本的年齢軸恒常性分子機構の徹底検証、統合した年齢軸恒常性調節機構の理解に向けた解析、そして免疫及び脳機能の恒常性調節機序の解析を推進しています。● 最近同定に成功した年齢軸恒常性調節機構「ASE/AIE型年齢軸遺伝子調節分子機構」の遺伝子エレメント(ASE及びAIE)結合肝核タンパク質の機能に関して重要な成果を挙げております。また、この分子機構が血友病B Leydenの特異な病理機序に深く関与する事をマウスモデルにより証明し、これを通してこの機構がヒトで作動する事を証明しました。これらの成果は年齢軸生命工学開発の基盤を強固にするものです。● 肝遺伝子及び肝核タンパク質発現の年齢軸一生スパン変動の網羅的解析を終了しました。● 核タンパク質の年齢軸変動データベース(DB)を構築(第一段階)、産総研DBサイト(RIO-DB)に公開しました。この種としては世界初のDBであり、恒常性調節に関する研究、医薬品評価検証など、多くの基礎、応用研究にとり、貴重なリソースとなります。● 膜プロテアーゼ・ヘプシンが前立腺ガンマーカーPSA生成に重要な役割を果たすことをタンパク化学的にも証明し、その機能を確定しました。● 最近、年齢と共に消化管パイエル板内のプラズマサイトイド様細胞が減少する現象を発見し、加齢により経口免疫寛容誘導の成立が困難になる相関を示唆し、この現象の分子機序解明に大きく貢献しました。● 先に抗体の親和性成熟の経路選択を初期レパートリー段階の抗体構造特性で判断できることを明らかにしましたが、更に経由する途中の経路の特性も明らかにしました。研究の概要代表的な研究成果pH5-8, 18monthpH5-8, 21monthpH5-8, 1monthpH5-8, 3monthpH5-8, 6monthpH5-8, 12month136121821Age(month)Protein expression level0.111010010001e4年齢軸に沿った肝タンパク質発現の解析マウス肝核タンパク質の年齢軸に沿った発現プロファイル

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