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産総研:サイエンスカフェ in 臨海副都心センター

「~パンプスを進化させる!!~」

 みなさんは、毎日履いている靴の履き心地に不満を持っていませんか?

 今回の産総研サイエンスカフェは、「パンプスを進化させる!」と題して、産総研の行っている見た目も履き心地も良い革靴の研究開発をテーマに、産総研 臨海副都心センターで開催しました。話題提供をしてくれたのは、人間情報研究部門の河内まき子招聘研究員です。

 「大学に入学する際、初めてパンプスを買ってもらいましたが、自分の足に合う靴を見つけられず、悔しい思いをしました。現在は、皆さんに履き心地の良いパンプスを履いていただきたいという思いで研究をしています。」カフェのお話は、河内さんの靴にまつわるエピソードから始まりました。河内さんの調査によると、現在も多くの女性が靴の履き心地に悩んでいるそうです。参加者の皆さんの反応からも、それは大きく伝わってきました。

 女性の皆さんは、どのようにパンプスを選び、どんな感想を持っているのでしょうか。長期に渡って売れ行きの良かったヒール高6cmの4足のパンプスを、50名以上の女性に評価してもらうという実験をしたところ、自分の足長よりも1サイズ大きい靴を選ぶ女性が多いことが判明しました。商品に足囲サイズの選択肢が少ないことにより、足囲サイズの大きい女性は1サイズ大きい靴を選ばざるを得ないのです。また、実際には足が細いために足が前に滑って爪先がきついのに、きついのは自分の足の幅が広いためだと思って1サイズ大きい靴を選んでしまう人もいます。

写真1

 そこで、たくさんのサイズを用意するとともに、足が前にすべりにくいように靴底の形状を修正したパンプスを開発し、100名の一般女性に履き心地を確かめてもらいました。すると、買ってもよいと思うくらい従来の靴に満足している人は全体の36%であったのに対し、修正靴が加わることで、買ってもよいと思う靴がみつかった人は54%になりました。修正靴を好んだのは、足幅の割に足の厚みが少ない方々だったそうです。

 この研究は靴関連の業界団体との共同プロジェクトで、将来的には修正靴が市販されることになっています。現在、よりヒールの低い靴や高い靴の研究を進めているそうです。

 靴の開発をしていてわかったことは、足の全体的なプロポーションよりも、局所的な形状が足と靴の相性を決めているということだそうです。

 河内さんのお話の後、足の厚みの薄い女性に好評である河内さんの修正靴を参加者の皆さんにも履いていただきました。河内さん自らが参加者の足のサイズを測り、靴の選び方のアドバイスを行っていました。「河内さんのパンプスの方が明らかに履きやすい!」という方もいれば、「無修正との違いがよくわからない。」という方もいらっしゃいました。靴の履き心地は、その方の足の特徴に影響されるということですね。

 産総研 臨海副都心センターでは、これからもサイエンスカフェを定期的に開催していきます。皆様、機会がありましたら是非ご参加ください。


開催概要
日時 2015年4月16日 木曜日 14時00分 ~ 15時30分
会場 産業技術総合研究所 臨海副都心センター 本館1階  オリエンテーションシアター
〒135-0064 東京都江東区青海2-3-26
主催 産業技術総合研究所 臨海副都心センター
参加費 無料
定員 40名 ※要予約 (先着順、定員になり次第締め切ります)
申込方法 参加申込につきましては、Eメール又はFAXでお名前と連絡先を記入の上お申込ください。
Eメール: メールアドレス:pr-wf-ml*aist.go.jp(*を@に変更してご使用ください) FAX:03-3599-8577
※ご登録いただいた個人情報を本イベントの対応以外に使用することはありません。
問い合わせ先 産業技術総合研究所 臨海副都心センター 臨海副都心産学官連携センター
〒135-0064 東京都江東区青海2-3-26
電話:03‐3599‐8006
プログラム、その他詳細情報 サイエンスカフェ in 臨海副都心センター
「~パンプスを進化させる!!~」
https://unit.aist.go.jp/waterfront/topics/20150416kouchi [PDFファイル:378KB]
※産総研の広報活動に使用することを目的として、サイエンスカフェの様子を写真や動画等で撮影させていただく場合がございます。その他の目的に使用することはございません。あらかじめご了承ください。

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国立研究開発法人産業技術総合研究所