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産総研プレゼンツ サイエンスカフェ in 鳥栖 (第3回)

「ロボットはどこまで人に近づくか? ~ヒューマノイドロボット研究の現在とこれから~」

 2014年7月25日(金)、鳥栖市立図書館(佐賀県鳥栖市)にて、「産総研プレゼンツ・サイエンスカフェin鳥栖(第3回)」を開催しました。テーマは、知能システム研究部門 梶田秀司主任研究員による「ロボットはどこまで人に近づくか? ~ヒューマノイドロボット研究の現在とこれから~」です。今年3月に行った第2回に引き続き、鳥栖市、佐賀県との共催で開催しました。今回のテーマであるロボットは過去二回の参加者から要望の多かったテーマであり、カフェ当日は中高生の皆さんを中心に50名近い方にご参加いただきました。

 ペット型ロボットやお掃除ロボットなど、ロボットは私たちの身近な存在になってきましたが、二足歩行のヒューマノイドロボットはなかなか私たちの生活に現れません。梶田さんは、産総研におけるヒューマノイド開発の歴史、二足歩行制御技術、ロボットのエンターテインメント応用、ロボットの未来という4つの説明を通して、ヒューマノイドロボット研究についてわかりやすく説明しました。

 まず梶田さんは、産総研で開発されたヒューマノイドロボットHRPシリーズには、ホンダが強い影響を与えたことを説明しました。1990年代後半に最も技術の進んでいたホンダのヒューマノイドに、産総研オリジナルのソフトウェアを搭載したことがHRPシリーズの始まりで、それを基に、独自ロボットの開発を行ってきたそうです。産総研よりもはるかに進んだホンダ製のロボットの登場に、当時はとても悔しい思いをし、一時は研究者を辞めることも考えたと梶田さんは語りました。梶田さんの気持ちの入った説明に、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けていました。

 休憩をはさみ、二足歩行を実現するための技術について、実際の部品を参加者の皆さんに触っていただきながら説明しました。ロボットのバランス制御がいかに難しいかを、皆さんにご理解していただけたようでした。続いて、ロボットのエンターテインメント応用として開発されたHRP-4Cの解説では、歌って踊るHRP-4Cの動画が映し出され、参加者からも驚きの声が上がっていました。梶田さんは、エンターテインメント向けに作成したことにより、多くのイベントに出展でき、産総研のロボットを国内外の多くの方々に知っていいただくことができたと説明しました。

 最後に梶田さんは、ご来場いただいた学生の皆さんに向けて、「教科に関わらず、学校の授業は全て、ロボットの研究の役に立ちます。未来に役立つロボットを一緒に作りましょう!」とメッセージを送り、カフェを締めくくりました。

 今後も、九州地域では引き続き産総研サイエンスカフェを開催していきます。皆さんのご参加をお待ちしております!

写真1
ロボットの定義について説明する梶田さん
写真2
多くの学生の方々にもご参加いただきました


サイエンスカフェの様子を撮影編集した動画。

開催概要
日時 2014年7月25日 金曜日 18時00分 ~ 19時30分
会場 鳥栖市立図書館 2階
〒841-0053 佐賀県鳥栖市布津原町11-21
主催 産業技術総合研究所 九州センター
共催 鳥栖市、佐賀県
定員 30名 ※要予約  ※定員になり次第締め切らせていただきます。
対象 18歳以上の方 ※中学生・高校生は保護者同伴でOK
参加費 無料
申込方法 Eメール、FAX、電話
申込締切 ※受付終了しました。多数のご応募ありがとうございました。
申込先 鳥栖市役所 環境経済部 商工振興課 企業立地係
電話:0942-85-3606 FAX:0942-83-3095 Eメール:メールアドレス:syoukou*city.tosu.lg.jp(*を@に変更してご使用ください)
問い合わせ先 産業技術総合研究所 九州センター サイエンスカフェ in 鳥栖 事務局
〒841-0052 佐賀県鳥栖市宿町807-1
電話:0942-81-3606 FAX:0942-81-4089
備考
※産総研の広報活動に使用することを目的として、サイエンスカフェの様子を写真等で撮影させていただく場合がございます。その他の目的に使用することはございません。あらかじめご了承ください。

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国立研究開発法人産業技術総合研究所