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産総研サイエンスカフェin北海道(第2回)

「菌のミュージアム ~食べ物が光った原因は!?電気を食べる菌!?菌が虫を救う!?驚きの菌の世界~」


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 今回のサイエンスカフェは、つくば以外の地域での開催を推進すべく、昨年に引続き北の大地、北海道での2度目の催しとなりました。

 3月21日(金)産総研札幌大通りサイトにて開催された産総研サイエンスカフェin北海道。テーマは「菌のミュージアム~食べ物が光った原因は!?電気を食べる菌!?菌が虫を救う!? 驚きの菌の世界~」です。今回は、生物プロセス研究部門 花田 智総括研究主幹、菊池 義智研究員、加藤 創一郎研究員3名の話題提供者による、3部構成にて行いました。

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 パート1では「変敗捜査官–食品と菌の良くない関係–」と題して花田総括研究主幹より話題提供がありました。実際に起こった変敗(変色、腐敗)した事例をお話しいただきました。例えば冷凍エビが青白く光ったり、給食のソフト麺が青紫色になったり、鶏肉(ターキー)が赤くなったりと、まるで怪奇現象のような現象を紹介いただき、それらが全て発光バクテリアによるものだったという説明をいただきました。その他にも、日本において快挙と言っても良い細菌の新しい門(門とは?:生物の系統を分類する際の階級のようなもの)の発見時のお話などを紹介いただきました。

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 パート2では「電気を食べる菌と電気を作る菌」と題して、加藤研究員より話題提供がありました。

 電気エネルギーを放出・吸収する特殊な微生物がいることが最近発見され、この微生物を使った微生物燃料電池を作る取組みについてお話をいただきました。水素やメタンなどを使って発電する微生物を、触媒として使うことにより、ゴミや汚水処理を行う課程において発電することができることや、アメリカでは電気を吸収する微生物でエタノール合成を行っているという事例を紹介いただき、また、メタンを使って発電する微生物を使い、田畑から発生するメタンを削減しつつ発電することができるなど、微生物を使った研究の展開について紹介いただきました。

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 パート3では「虫のお腹の菌」と題して、菊池研究員より話題提供がありました。

 自然界にある様々な生き物の共生微生物についてお話をいただきました。

 アブラムシとアリとの関係で、アブラムシから出る甘い蜜(砂糖水のようなもの)をアリが貰う代わりに、天敵であるテントウムシから守るという代表的な共生は小学校の教科書でも知られていますが、実は、アブラムシの身体の中には大量のバクテリア(共生微生物)がおり、生きていく上で非常に重要な役割を果たしていることや、シロアリやアリジゴクなどの様々な昆虫と共生微生物との関わりについて、詳しくお話をいただきました。 また、害虫といわれる殆どの虫は共生微生物を宿しており、虫が生きていく上で重要な役割をしており、現在の研究では、その共生微生物の働きを調べることにより、害虫の駆除に役立たせようとしていると紹介いただきました。

 参加者の方からは、身近な事例で分かり易く説明いただき、しかも最新の微生物の話題に触れることができ、最後まで聞き入ってしまいましたと大変好評をいただきました。

 今回は北海道にて2回目の開催となりましたが、今後は他の地域センターおいても産総研サイエンスカフェを展開していけたらと思っております。

開催概要
日時 2013年3月21日 木曜日 18時00分 ~ 19時30分
会場 産総研札幌大通りサイト
〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西5丁目8番地 昭和ビル1階
主催 産業技術総合研究所
定員 30名
対象 一般の方(高校生以上)
参加費 無料(ドリンク・菓子付き)
申込方法 参加申込につきましては、お申込フォーム、Eメール、電話でお願いいたします。

[1]サイエンスカフェ専用お申し込みフォーム

[2]Eメール:必要事項を記入の上、事務局宛に送信
 必要事項・・・お名前(ふりがな)、参加人数、連絡先

[3]電話:必要事項をお伝えください
 必要事項・・・お名前、参加人数、連絡先

※3月14日に皆様に参加の可否を通知いたします。連絡先は必ず記載してください。
※定員を超えた場合には抽選となります。
※ご登録いただいた個人情報を本イベントの対応以外に使用することはありません。
問い合わせ先 産業技術総合研究所 広報部 産総研サイエンスカフェ事務局
〒305-8568 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第2 つくば本部・情報技術共同研究棟8F
電話:029-862-6211 Eメール:メールアドレス:s.cafe-ml*aist.go.jp(*を@に変更してご使用ください)
※「産総研サイエンスカフェ」を紹介する目的で、Web等で公開するための写真撮影を行うことがあります。

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国立研究開発法人産業技術総合研究所