つくばセンター
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センター所長挨拶

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一村 信吾

産総研つくばセンター所長(副理事長)


 産総研つくばセンター所長の一村です。

 産業技術総合研究所(以下、産総研)が独立行政法人としての時を刻み始めて、既に10年余の時間が経過しました。前身である工業技術院の国立研究所群が筑波研究学園都市に集まってからの期間も含めると、つくばの地に30年以上の歴史をもち、地元の皆様にもしっかりと受け入れられた組織となったものと考えています。

 つくばセンターには、産総研全体のおよそ70パーセントの研究者や施設が集積しており、北海道から九州までに点在する9箇所の産総研の研究拠点の中で、中核的役割を果たしています。つくば拠点では、産業技術にかかわる幅広い研究分野をカバーするとともに、分野を融合したこれまでにない新しい研究成果の創出を目指して研究しています。基礎的・基盤的研究から具体的に産業や社会で実用に供されるような製品化の研究までを一貫して行い、産総研が基本理念としている「本格研究」を総合的に推進することによって、我が国の産業技術革新の「オープンイノベーションハブ」の役割を果たしていきます。

 2009年からは、「オープンイノベーションハブ」の機能を高める目的で、つくばの地に世界的なナノテクノロジーの研究拠点を構築する取組(つくばイノベーションアリーナ:TIA-nano)を、筑波大学、物質・材料研究機構と一体となって進めています。この取組は、経済産業省や文部科学省のご協力を頂いている上、日本経済団体連合会からもご支援を頂いており、2012年からは高エネルギー加速器研究機構(KEK)が新たなメンバーとして参画されることになりました。このように、つくば市、茨城県、更には全国の大学・研究機関・民間企業と連携を進め、ハブ機能の構築、確立により、研究人材の育成・供給とともに研究成果の移転を進めます。2012年には、その一貫として、東日本大震災で大きな被害を受けられた福島復興への貢献を視野に、郡山に拠点を新たに構築する準備も開始しました。

 つくばセンターでは、「サイエンス・スクエア つくば」、「地質標本館」での展示に加え、例年7月に開催する「一般公開」や各種「シンポジウム」を通して、研究活動を広く公開しています。さらに「つくば環境スタイル」や「つくばサイエンスツアー」などこの地域の各種の試みにも積極的に参画し、共同研究の推進、技術相談や科学技術の普及活動を進めています。もちろんの事ながら、その業務を推進するに際して、諸法令の遵守、環境と安全への配慮、省エネルギーの推進、男女共同参画の推進等、地域社会と連携して良好な職場環境構築に責任をもって取り組んでいきます。ご相談やお問い合わせがありましたら、お気軽にご連絡ください。

(2012年4月)