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センター所長挨拶

つくばセンター金山所長の写真
金山 敏彦
産総研つくばセンター所長(副理事長)


 産総研つくばセンター所長の金山です。

 筑波研究学園都市が建設の閣議決定を受けてから50年の節目の年を2013年に迎えました。その科学の街にある産業技術総合研究所(以下、産総研)つくばセンターは、前身の組織が首都圏から移転して35年、そして独立行政法人となって以降13年余りが経過しました。産総研は、この間に蓄えた科学技術の成果に基づき、イノベーション創出に向けて様々な挑戦を続けています。

 産総研つくばセンターには、産総研全体のおよそ70パーセントの研究者や施設が集積しており、北海道から九州まで全国10箇所の産総研研究拠点の中で、中核的役割を果たしています。つくばセンターでは、グリーン・イノベーションやライフ・イノベーションにかかわる幅広い研究分野をカバーするとともに、分野を融合したこれまでにない新しい研究成果を目指します。さらに、基礎的・基盤的研究から実用に供されるような製品化の研究までを一貫して行い、我が国の産業技術を革新する「オープンイノベーションハブ」の役割を果たそうとしています。

 「オープンイノベーションハブ」の一つとして、つくばの地に世界的なナノテクノロジーの研究拠点を構築するため、つくばイノベーションアリーナ(TIA-nano)の活動を、2009年から筑波大学、物質・材料研究機構、高エネルギー加速器研究機構と一体となって進めています。この取組は、内閣府、経済産業省や文部科学省のご支援をいただいているほか、日本経済団体連合会からもご協力をいただいております。

 TIA-nanoの取組のように、産総研つくばセンターは、つくば市や茨城県の、さらには全国の大学・研究機関・民間企業と連携を進めています。2014年には、その一貫として、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県などの復興に貢献することを一つの目的として、郡山市に福島再生可能エネルギー研究所を開所しました。そこには、つくばセンターから多くの職員が参画し、密接な関係を続けています。さらに世界各地の研究拠点とも協力を推進して、ハブ機能の拡充と共にイノベーション人材の育成に努めています。

 産総研つくばセンターでは、昨年100万人目の来館者を迎えた「地質標本館」や最新の研究成果をそろえた「サイエンス・スクエア つくば」での展示に加え、例年7月に開催する「一般公開」や各種「シンポジウム」、「サイエンスカフェ」などを通して、研究活動を広く公開しています。さらに「つくば環境スタイル」や「つくばサイエンスツアー」などこの地域の各種の試みにも積極的に参画し、共同研究の推進、技術相談や科学技術の普及活動を進めています。もちろん、その業務を推進するに際して、諸法令の遵守、環境と安全への配慮、省エネルギーの推進、男女共同参画の推進等、地域社会と連携して良好な職場環境構築に責任をもって取り組んでいます。ご相談やお問い合わせがありましたら、お気軽にご連絡ください。

(2014年7月)