大気中の放射線量と地表への降下物に含まれる放射性物質(放射性核種)を測定しています。これらの測定結果を3月15日測定分から掲載しています。
半導体検出器により放射線の一つであるγ線のエネルギーを測定しています。
放射線量は発生源の放射能強度、発生源までの距離、発生源と測定場所それぞれの風向きや風速、あるいは雨などのさまざまな要因で変動します。3月21日の上昇傾向は風向きや雨天によるものと考えられますが、当所の測定結果のみでは理由を特定することは困難です。
地域により数値の違いもありますが、当所では測定結果からバックグラウンドとして0.06 µSv/hを差し引いています。高エネルギー加速器研究機構や物質・材料研究機構の測定値はバックグラウンドを差し引いていません。なお、バックグラウンドとは宇宙線、地表および空気中からの放射線などによって通常受けている放射線の影響のことで、これまでの産総研でのバックグラウンド測定結果から0.06 µSv/hを用いています。
放射性ヨウ素(I)、セシウム(Cs)、キセノン(Xe)、テルル(Te)などを検出しました。
http://www.aist.go.jp/taisaku/ja/measurement/index.html の放射性核種についての測定結果をご参照ください。風速・風向きによる影響は考えられますが、当所では風向の同時測定は実施していないため、ホームページで掲載している以上の分析はできておりません。
産総研では過去に同様な環境測定は実施しておりません。今回、つくばセンターで測定している放射線量は3月15日から現在までで最大1.54 µSv/hですので、健康に影響を与えるものではありません。
通常の環境放射線測定では検出されない放射性核種が含まれているので、核分裂反応生成物と推測されますが、今回の測定結果だけでは、それ以上の推測は困難です。
当所が得た情報だけでは現時点で結論づけることはできません。