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髪の毛の10000分の1の銀の糸

健康工学研究部門 健康リスク削減技術研究グループ

髪の毛の10000分の1の銀の糸概要図1 髪の毛の10000分の1の銀の糸概要図2

ナノメートルの配線

半導体回路の小型化に伴いナノメートル(nm)サイズの製造技術が必要とされてきています。2010年頃には半導体上に45nmという大変細い配線を作らなければなりません。

ナノメートルとは、十億分の1メートルのことで、髪の毛の直径が0.1mmですから、さらにその1万分の1が10ナノメートルとなります。

世界最長の銀ナノワイア

今回、開発された技術は、銀ナノワイアと呼ばれる銀の細い糸を製造する技術です。銀を含む特殊な無機化合物に電子線を照射すると、表面から数十nm程度の大変細い銀の糸がどんどん出てきます。この糸は、蜘蛛が糸を紡ぐように無機化合物の中に銀がなくなるまで放出され、長さは十万nmにもなります。

超高性能コンピューターチップ

銀は、金属の中で最も電気を通しやすい性質を持っており、銀ナノワイアは、超高速、低消費電力の超高性能コンピューターチップへの応用が期待されています。