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マイクロアレイで病気の診断

健康工学研究部門 生体ナノ計測研究グループ

マイクロアレイで病気の診断概要図

病気のシグナル、マーカー

尿や血液には多くの種類のタンパク質が含まれています。このタンパク質の中で特定の病気の時に検出されるものをマーカーと呼び、病気の診断に活用されています。

このマーカーの診断を効率的に行うために用いられるのが「マイクロアレイ」と呼ばれる数センチ角の薄い板です。この板の上には、特定のマーカーを吸着する物質のスポットが印刷されています。どのようなマーカーがマイクロアレイ上に吸着したかを調べることで、特定の病気に感染しているかどうかを診断することが出来ます。

高感度多点検出技術

マイクロアレイに光を当ててその反射光をCCDカメラで検出し、その光の強度や、波長、偏光の状態がどのように変わるかを調べることで、ごく微量に吸着したマーカーを高感度に検出する技術を開発しました。この技術は、測定精度が高く、同時に多くのマーカーの検出を行うことができるという特徴を持っています。

一度に全部診断

マイクロアレイに印刷するスポットの大きさを100ミクロン程度まで小さくすることで、1枚のマイクロアレイにいろいろな種類の病気のマーカーに結合する物質を印刷することが出来ます。これまで、健康診断には、時間も費用もかかっていました。このマイクロアレイを使えば、一度にたくさんの病気の診断が短時間で出来るようになります。