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銀で抗菌

健康工学研究部門 健康リスク削減技術研究グループ

銀で抗菌概要図

安全な抗菌剤

公衆浴場におけるレジオネラ症の発症防止や、水族館、水産養殖における魚類の病気感染防止などのために「水系抗菌剤」が利用されています。しかし、ほとんどが有機系材料を使用しているため発がん性など人体への有害性が指摘されていました。

銀を使う

銀イオン系無機抗菌剤は、抗菌性が高く人体への安全性が高い材料です。しかし、水環境中では、抗菌成分の銀イオンが残留塩素と容易に反応し抗菌性が無くなることや、銀イオンが容易に溶出し持続性が著しく低下するなどの短所があり、使用困難とされ注目されていませんでした。 四国センターでは、アミノ酸と銀を使った「銀錯体抗菌剤」を開発しました。この抗菌剤は、アミノ酸が銀を包んでいるため、海水中でも抗菌作用が持続します。

環境衛生と環境保全

病原性細菌による集団感染防止や、環境ホルモンの有機スズに代わる船底塗料など、環境分野への実用化が期待されています。