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四国センター イベント

2018/02/05

「サイエンスとアートの広場」開催のご案内【終了しました】

2018年2月27日(火)“時空を超えた「感動」の創造”をテーマとした「サイエンスとアートの広場」を、かがわ国際会議場にて開催しました。
おかげさまで228名のご参加をいただきました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
 

会場の様子講演1講演2

展示物講演3講演4
  


【日時】2月27日(火)13:00~16:20

【会場】かがわ国際会議場(香川県高松市サンポート2−1高松シンボルタワータワー棟6階)


【開催主旨】
 産業技術総合研究所は、その名のとおり、産業に関する科学技術を総合的に研究し、産業界へ橋渡しすることを使命とする国立研究開発法人です。産業活性化に科学技術の導入は不可欠ですが、技術のグローバル化が急速に進む現代においては、科学技術のみでは国際競争に勝てないことは、家電や半導体産業など枚挙に暇がありません。科学・技術と芸術・デザインを融合した、感性に訴える製品の創造が不可欠です。また、産業製品に留まらず、地域の街づくり、例えば、空港や庭園などの観光資源の魅力向上にも、両者の融合は欠かせません。インバウンド観光客の増加も、地域の魅力向上なくしては、画餅にすぎません。そして何よりも、私たちの人生や生活を豊かにするためには、科学技術の発展と、自然や芸術を楽しむ感性の涵養が大切です。
 すでに香川県では、3年に一度、瀬戸内芸術祭を開催するなど、芸術立県としての歩みを進めています。香川大学では平成30年度に創造工学部が誕生しデザイン思考を重視した教育を行うと伺っています。産業技術総合研究所では、VR(バーチャルリアリティー)やAR(拡張現実)、人の感性の測定、サービス工学などの研究を進めています。産業技術総合研究所は、地域の大学、経済界、自治体の皆様と協働して、産業活性化、芸術性溢れる街づくり、観光サービス産業の活性化に貢献したいと考えています。
 このような観点から、科学と芸術の融合がもたらす「感動」をテーマに、講演会を企画しました。「文化財の保存と公開の両立は」、「感性を触発するデザインやエンターテインメントとは」といった話題を楽しみながら、科学と芸術が融合した未来社会の姿を想い、そこに至るための発想力を鍛え、地域の魅力向上に取り組んで行く機運が醸成されることを祈念します。


〇プログラム
12:00~12:45 開場
13:00~13:05 開会の辞 産総研理事長 中鉢良治
13:05~13:10 ご挨拶 香川県知事 浜田恵造氏
13:10~13:15 ご挨拶 香川大学学長 筧 善行氏
13:15~14:15 基調講演「芸術と科学の混在ー感動の創造ー」 東京藝術大学 宮廻正明氏
14:15~14:45 講演「工学的な分析ツールを使ってアートを眺めてみましょう」 香川大学 荒川雅生氏
14:45~15:15 休憩(東京藝術大学 宮廻正明氏のクローン文化財展示品鑑賞)
法隆寺金堂壁画・敦煌莫高窟壁画・江戸版画を体感
15:15~15:45 講演「未来のエンターテインメント・プラットフォームの構築」 産総研 江渡浩一郎
15:45~16:15 講演「文化財VRとデジタルアーカイブの現在とこれから~最先端技術で文化を守り、未来につなげる~」 凸版印刷株式会社 三枝太氏
16:15~16:20 閉会の辞 産総研四国センター所長 田尾博明
 
【事前申込】(定員に達したため申し込み受付を終了いたしました。)
 「サイエンスとアートの広場」へのご参加には、事前申し込みが必要です。下記のページよりお申し込みください。
 https://www.aist.go.jp/shikoku/ja/news/event/20180227/index.html
国立研究開発法人産業技術総合研究所